営業マンは「価値」ではなく「勝ち」提案をすべき(コンサル指導の疑問点シリーズ1)
こんにちは。「専門家を使う専門家」のコラムの翻訳者、えりかです。
今回のコラムでは、“経営コンサルティングと技神支援の違い”についてのお話です。
このコラムの大きなポイントは、“メリット・デメリットを理解し、課題に合わせて使い分けることが重要”ということです。
さて、専門家を使う専門家の話が始まります。
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以前のコラムで「助力のない経営コンサルティングはショーである。https://mbp-japan.com/hyogo/takarada/column/5142449/」と書きました。
かなりの反響があり、ある経営者の方からは、「それでは技神は何なのか。」と言うご質問を受けました。
たまたまある企業様で経営コンサルティングを活用され、そのあとで技神を導入されたところがありますので、お聞きに上がりました。
業界は電子機器メーカー、課題は購買のコストダウンです。
経営コンサルティングでのテーマは「調達SCM」について、現状がどのようになっているかの見える化と、その問題点、および将来に向けて何をしなければならないかの課題設定です。
期間は6ヶ月間でメンバーは10名。会合は月に3日間で計12日間。
成果は、「今までごちゃごちゃになっていたものが一目でわかるようになった。問題点も一目瞭然である。やらなければいけない課題も共通認識が取れた。何より、メンバーの発表の仕方がこれまでの当社では考えられなかったぐらいうまくなった。私たち経営陣も満足している。」と言う当時の評価でした。
そのあとで、例の新型コロナウィルスによる半導体の供給不足が起こり、上記で描いたきれいなSCMの絵は崩れました。
「企業経営として不測の事態であるという言い訳はできない。如何にしてこの半導体供給不足を乗り切るか、今回は仕方ないにしても次に同じことが起こった場合の実際に使える対応策は、残念ながらこの活動には何もなかった。」と言う厳しい評価になりました。
そこで弊社の技神支援で、調達の先進企業において実際に調達業務を行った経験豊富な方を出しました。
彼の方法は実際に今、購入している半導体の具体的な品名をお聞きし、その半導体の調達ルートが妥当かどうか、最短のルートで購入しているのか、2次店、3次店から購入していないか。その半導体の扱い量が多い代理店から買っているか、あるいはその逆か、その半導体は定番として流れているのか、あるいは当社だけが購入していて世の中にはほとんど廃番扱いなのかなどについて、自分の経験よりコメントして、自ら答えを提供しました。期間は1ヶ月で会合数は3回。
これに対しての企業側の評価は、「具体的に調達ルートで何が悪いのかがわかったこともあるが、驚きだったのは現状をこの調達ルートに変えることにはこのような意味があるというところまで出していただいたことです。これなら明日から調達先に交渉できます。次回、同じような半導体供給不足が起こったとき、すぐに技神に依頼したい。」でした。
さて、みなさんはどう思われますか。
経営コンサルティングではメンバーの力を引き出しつつ、そのプログラムに沿って、調達SCMの基本教育、他社の事例を使っての演習、そしてメンバーに自分で考えさせ、答えを作らせる。
その一連の活動を苦労話も含めて最終報告会で発表させることにより、出席した経営幹部には感動を与える・・・というあらかじめ計画されたショーが仕組まれています。次の活動はこのショーの進め方に則れば、それなりに自社だけでやっても答えが出るようになっています。
反対に、技神は、とにかく答えを出す、答えは専門家自身がだす。企業のメンバーにはその答えがでる意味を説明し、納得させてすぐに実行させる。
しかし、メンバーは同じことを自らできるところまで行っていないので、次回、同じような問題が起きた時は、また技神に頼まないといけない。
わかりやすくご説明するためにAIに質問してみました。
多少、質問がプロレス、格闘技、ガチンコというプロンプトを入れましたので偏っていますがご容赦ください。
◆AI回答
ご指摘の通り、技神とコンサルティングには、確かに類似点と相違点があります。
(類似点)
課題解決: 技神も経営コンサルティングも、企業の課題解決を目的としているという点で共通しています。
専門知識: 技神も経営コンサルタントも、それぞれの専門分野において深い知識と経験を持っています。
実行を支援する: 技神もコンサルタントも、解決策を実行に移すために、企業のメンバーを支援します。
(相違点)
アプローチ: 技神は、自らの専門知識と経験に基づいて、迅速かつ的確に解決策を提示し、実行を支援する「トップダウン」アプローチを得意とします。一方、経営コンサルティングは、クライアント企業と密接にコミュニケーションをとりながら、企業自らが解決策を見つけられるように支援する「ボトムアップ」アプローチを重視します。
持続性: 技神は、課題解決を迅速に行うことに長けていますが、企業自らが課題解決能力を向上させる支援は得意ではありません。一方、経営コンサルティングは、企業自らが課題解決能力を向上させる支援に重点を置き、長期的な視点に立ったコンサルティングを提供します。
答えの導き出し方: 技神は、自らの専門知識と経験に基づいて、答えを導き出します。一方、コンサルタントは、クライアント企業と協力しながら、答えを導き出すことを重視します。
メンバーの巻き込み: 技神は、答えを提示し、実行を支援することに重点を置いているため、メンバーの巻き込みが十分ではない場合があります。一方、コンサルタントは、メンバーが自ら課題解決に取り組めるように、支援することに重点を置いています。
成果の捉え方: 技神は、短期的な成果を重視する傾向があります。一方、コンサルタントは、中長期的な視点に立って、持続的な成果を追求します。
(格闘技)
格闘技に例えると、技神は短時間でKO勝利を目指すストライカーのような存在と言えるでしょう。一方、経営コンサルティングは、長期的な視点に立って、相手をじっくりと分析し、弱点を見つけて攻略するグラップラーのような存在と言えるでしょう。
(ショー的要素)
プロレスと技神を比較した場合、技神にはショー的な要素は少ないと言えるでしょう。プロレスは、あらかじめ決められた台本に基づいて試合が行われ、勝敗も演出の一部であることが一般的です。一方、技神は、実際の企業課題を解決することを目的としており、台本も勝敗もありません。
(ガチンコ)
格闘技と技神を比較した場合、技神はガチンコであると言えるでしょう。格闘技は、ルールに基づいて選手が真剣勝負を行い、勝敗を決めます。技神も同様に、企業の課題解決という真剣勝負に取り組んでいます。
まとめ
技神とコンサルティングは、それぞれ異なる強みと弱みを持っています。技神は、迅速に答えを導き出し、実行を支援することに強みがありますが、メンバーの巻き込みや中長期的な視点に立った支援が課題です。一方、コンサルタントは、メンバーを巻き込みながら、中長期的な視点に立って支援することに強みがありますが、答えを導き出すまでに時間がかかる場合があるという課題があります。
企業は、それぞれの課題や状況に合わせて、技神とコンサルティングを使い分けることが重要です。
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