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辻上周治プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

人工呼吸器と嚥下

辻上周治

辻上周治

テーマ:在宅医療

人工呼吸器を必要とする患者様があります。
 その患者様は気管切開をし人工呼吸器を装着して、数年来、経口摂取を
していませんでした。舌の動き・唾液の飲込み状態を見て、私はすぐに
『嚥下できるのではないだろうか?なぜ食べていないんだろう?』
と思って、家族に相談しました。家族も人工呼吸器を装着した時点で、
経口摂取をあきらめていたようです。
 私が『食べられると思いますよ、ゼリー状のものを少量だけでも食べて
もらいましょう』と経口摂取を提案しました。家族もヘルパーさんも驚いて
いましたが、特に問題なく少量ですが、味を楽しむ程度の経口摂取はでき
ました。栄養を十分にとれるほどの摂取には至りませんが、果物の果汁
などを楽しむことができます。
 今では、経口摂取を楽しみにされています!

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辻上周治
専門家

辻上周治(医師)

つじがみクリニック

主治医と産業医とは同じ医師ですが、立場が違います。産業医は本人だけでなく会社からの情報(上司や職場の周囲からの情報)も入手して意見を出します。産業医は中立的立場での見解・意見を提示できるのが強みです。

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