「挑戦しろ」と言うほど社員が止まる。残酷な「負のスパイラルの正体」とは?

山田裕介

山田裕介

テーマ:自律・自走型組織、組織開発・変革、ストレングスコーチング、コーチング、ストレングスファインダー



「社長、今日も一人で孤独に頑張っていませんか?」
こんにちは。人が勝手に動く組織創りの専門家・山田裕介です。

経営者の方から、もっとも多く寄せられる悩み。
それは、
「社員にやる気が感じられない」
「失敗を恐れて、言われたことしかやらない」

というものです。

あなたの会社でも同じような悩みがありませんか?

社長は必死にアクセルを踏みます。
「もっと挑戦しよう!」「責任は俺が取る!」と。

しかし、その声が響けば響くほど、
社員は静かに、かつ強力に「ブレーキ」を踏み込んでいるのです。

この「負のスパイラル」の正体を、あなたは知っていますか?

1. 見えている「死」の形が違う

なぜ、これほどまでに社長と社員の足並みが揃わないのか?

それは、人間が持つ「生存本能」が、全く別の方向を向いているからです。

社長の生存本能(アクセル):

社長にとっての「死」とは、会社の停滞、そして倒産です。
だから、「動かないこと」が最大の恐怖であり、
常にアクセルを踏み続けなければなりません。

社員の生存本能(ブレーキ):

社員にとっての「死」とは、会社の中での評価を失い、
居場所がなくなることです。

彼らにとっての恐怖は
「失敗して怒られること」です。

だから、「目立たないこと」「ミスをしないこと」
が最善の生存戦略になります。

社長が「もっと動け!」と叫ぶとき、
社員の耳には「もっとリスクを取って、俺に叱られるチャンスを増やせ!」と聞こえてしまっているのです。

2. 「挑戦しろ」と言って怒っていませんか?

ある現場で、こんなことがありました。

社長が「どんどん新しい提案を持ってこい」と言ったので、
ある若手社員が勇気を出して提案をしました。

しかし、その内容が社長の期待に沿わず、つい厳しく叱責してしまった。

社長にしてみれば「教育のつもり」だったかもしれません。

しかし、その瞬間、組織の中に「挑戦禁止のウイルス」が蔓延します。

叱られた社員は「二度とやるもんか」と思い、それを見た周囲の人間は
「ほら、やっぱり言われたことだけやってるのが一番安全だ」
と確信します。
これが「指示待ち人間」が量産されるメカニズムです。

3. アクセルから足を離す勇気を

この負のスパイラルから抜け出す方法は、一つしかありません。

社長が一度、アクセルから足を離し、
社員が踏んでいる「ブレーキ」の正体を、真正面から見ることです。
「なぜ、彼らは動かないことを選択せざるを得ないのか?」
「彼らが感じている『恐怖』は何なのか?」

この目詰まりを取り除かない限り、
どんなに高い給料を払っても、
どんなに素晴らしい企業理念を掲げても、
組織は再起動しません。

私の役割は、社長一人が頑張る「個人商店」を、
社員が自分の強みを活かして勝手に動き出す「自走型組織」へ変えることです。

4、最後に:目詰まりの正体を見極める

あなたの組織を止めているのは、社員の能力不足ではありません。
お互いの「生存本能」がぶつかり合っている、構造の歪みです。
もし、あなたが「もう一人でアクセルを踏み続けるのは疲れた」と感じているなら。
一度、そのブレーキの正体を一緒に探しに行きませんか?
【個別診断・無料相談受付中】

あなたの組織が動かない「真の理由」を特定します。

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山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

関係性から、自律自走は生まれる。ストレングスファインダー®を軸に、人が“自分から動き出す”組織づくりを支援。管理ではなく信頼で、人と組織の可能性をひらく、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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