“できない”を責めるより、“できる”を伸ばす ― 失敗を恐れないチームは、強い ―

山田裕介

山田裕介

テーマ:人材育成、幹部育成、リーダー育成、モチベーションUP、やる気UP、ストレングスファインダー


強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。

人は誰だって、失敗します。
ミスをしない人なんていません。
でも、チームが止まるときは、
「失敗そのもの」ではなく、

失敗を責める空気が生まれたときです。

「なぜできない?」ではなく、「どうすればできる?」

ある企業での話です。

リーダーが毎週のミーティングでこう問いかけていました。
「なぜこれができなかったんだ?」
そのたびに、部下たちはうつむき、

会議室の空気はどんどん重くなっていきました。

その後、私はその問いをこう変えてもらいました。
「どうすれば次はできると思う?」
たった一言で、空気が変わりました。


メンバーが前を向き、意見が出始めたのです。
人は“責められる場所”ではなく、
“認められる場所”で力を発揮します。

成長を止めるのは「恐れ」

チームが萎縮していくとき、
そこには「恐れ」があります。
・ミスをしたら怒られるかもしれない
・新しいことを提案したら、笑われるかもしれない

この恐れが、挑戦を奪っていく。

結果、チームは“守り”に入り、成長が止まります。

オシム監督はそんな空気を嫌いました。
「選手はミスを恐れるな。
ミスを恐れるチームは、動かなくなる。」

だからこそ、彼のチームでは、

失敗を責めるより「挑戦したこと」を称える文化が根づいていた。


それがチームの成長スピードを加速させたのです。

“できる”を伸ばすリーダーは、チームを前に進める

「できない」に注目するのは簡単です。

誰でも欠点は見つけられます。

でも、「できるところを見つけて伸ばす」には、リーダーの覚悟がいる。
その人の中の“光”を信じ、
少しの進歩を見逃さずに声をかける。

「昨日より良くなったね」
「その視点いいね」
この小さな一言が、チームの空気を変えます。

成長は、責められる場所ではなく、
認められる場所から始まります。

羽生直剛さんが語る“オシムの育成哲学”

羽生さんはこう語ります。
「オシム監督は、悪いところを直すより、

良いところを自覚させる指導をしていた。」

その指導の中で、選手たちは自分の得意なプレーを磨き、

チーム全体が“前向きなエネルギー”で動き始めた。

失敗を責めない文化は、単なる優しさではなく、

“挑戦を歓迎する文化”だったのです。

この考え方は、今の企業にもそのまま通じます。

社員の「できた」を認め、チームで喜べる組織。

そこに“やる気の連鎖”が生まれます。

最後に:挑戦を歓迎する組織へ

11月22日の特別セミナーでは、

羽生直剛さんと共に“オシム流チーム作り”の本質を語り合います。

怒らない。責めない。
けれど、信じて任せる。問いかける。

そして、伸ばす。
「できない」を責める組織は縮む。

「できる」を伸ばす組織は、未来へ進む。

この哲学を経営に活かすために、

私たちはこの対談を通じて“人が挑戦できる組織文化”のつくり方をお伝えします。

【開催概要】

日時 11月22日(土)
開始 14:30 (開場14:20)
終了 16:30
会場 グラングリーン大阪 北館4F JAM BASEカンファレンス 4-1
住所 〒530-0011 大阪市北区大深町6番38号
アクセス:https://jambase-space.com/access/
参加費 6,600円(税込)
対象 中小企業の経営者・役員・管理職・士業など
定員 30名(先着順・満席になり次第締切)
申し込みはクリック

※「ストレングスファインダー」および「CliftonStrengths」はGallup, Inc.の登録商標です。
本記事およびセミナー内容はGallup社による承認・提携を受けたものではありません。

※ストレングスファインダーとは?
米Gallup社が開発した診断ツール
全世界で3,000万人以上が実施しており、人材育成、組織開発に活用されている。
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4つのスタイルに分類・分析することで、
自己理解だけでなく他者理解を深め、
相手との適切なコミュニケーションを促進します。


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山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

リーダーが自分やメンバーの強みを見つけ、本来持っている能力を発揮させる。その結果、組織のパフォーマンスが向上し業績もあがっていく。持続的成長を遂げている企業が取り入れている、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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