リーダーにも「才能の偏り」がある-ストレングス×マネジメント実践事例-
強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。
多くのリーダーが最初に悩むこと。
それは
「どこまで部下を信じて任せていいのか？」という問いです。
・信じすぎると甘くなる。
・厳しくしすぎると離れていく。
その狭間で揺れ動くのが、リーダーという存在。
でも、私はこう考えています。
「信頼」は、先に渡すもの。
リーダーが信じるからこそ、
人は自分を信じられるようになる。
目次
“信頼されていない”組織は、静かに止まる
ある製造業の管理職研修で、こんな言葉を耳にしました。
「部下を信じたいけど、信じきれないんです。」
理由を聞くと、過去の失敗や裏切りが原因でした。
「また同じことが起きたら…」という恐れ。
でも、信頼しないことで何が起こるか？
部下は「自分は信じられていない」と感じ、
挑戦しなくなり、
報告や相談すら減っていきます。
やがてチームは、誰も本音を言わなくなる。
組織が止まるのは、信頼が切れた瞬間です。
信頼とは、“期待を込めて任せること”
信頼とは、「全部任せる」ことではありません。
任せる前に、相手の強みを理解し、
「ここは君に託す」と明確に期待を伝えること。
任せた後は、結果をすぐに責めず、
“プロセスを見る”ことが大切です。
オシム監督も選手に対して、
「信頼している。だから考えろ。」
と語っていました。
この一言に込められていたのは、
“任せる”と“期待する”の両立。
信頼とは、相手に「自分を信じてくれている」と感じさせる力です。
“疑うリーダー”には、誰もついてこない
成果主義の時代を生きてきた私たちは、
「疑うこと」や「監視すること」をマネジメントと勘違いしがちです。
でも、疑いの空気の中では、
誰もチャレンジしません。
報告も減り、意見も出なくなる。
リーダーが信じる勇気を持てば、
メンバーはその信頼に応えようと動き出します。
信頼とは、先に差し出すリーダーの“覚悟”なのです。
羽生直剛さんが語る「信頼されるチームの強さ」
羽生直剛さんがオシム監督のもとで体感したのも、
まさに“信頼から始まるチームづくり”でした。
「オシム監督は、選手を信じる前提で見てくれた。
失敗しても“お前ならできる”という目で見てくれたんです。」
その目線が、選手の“自信”を育てた。
怒鳴るよりも、信じること。
それが、チームを変える一番の力だったと羽生さんは語ります。
信頼は、コントロールではなく、“委ねる勇気”。
そして、信頼されるチームは、必ず強くなります。
最後に：信じることが、チームの始まり
11月22日の特別セミナーでは、
羽生さんと共に
「信頼から始まる組織づくり」をテーマに語り合います。
結果を求める時代だからこそ、
あえて“信じる”というリーダーの覚悟が問われている。
信じることは、任せること。
任せることは、成長を信じること。
オシム監督の哲学と、現場での実践が交わるこの対談。
経営者やリーダーの皆さんにとって、
「信頼とは何か」をもう一度見つめ直す時間になるはずです。
【次回イベント】
【オシム直伝】羽生直剛氏が明かす“個を活かす組織作り”
ストレングス専門家・山田裕介と語る経営者向け特別セミナー
【開催概要】
日時 11月22日(土)
開始 14:30 (開場14:20)
終了 16:30
会場 グラングリーン大阪 北館4F JAM BASEカンファレンス 4-1
住所 〒530-0011 大阪市北区大深町6番38号
アクセス：https://jambase-space.com/access/
参加費 6,600円（税込）
対象 中小企業の経営者・役員・管理職・士業など
定員 30名（先着順・満席になり次第締切）
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