「強みを活かすリーダー」と「弱みを指導するリーダー」、成果が出るのはどっち? ストレングス(強み)を活かしたリーダー育成の重要性

強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。
「強みを活かす」と聞くと、
多くの人が「それは理想論だ」と言います。
・「現場はそんなに甘くない」
・「苦手も克服しなきゃ成長できない」
そう言われ続けてきた人も多いでしょう。
でも、最新の人材研究では明確に示されています。
人は、自分の強みを発揮できる環境でこそ、最も生産性が上がる。
それは感覚ではなく、科学的に証明された“事実”なのです。
目次
強みに集中する人は、弱点補強型の人より6倍成果を出す
Gallup社の世界的な調査では、
自分の強みを日々活用している人は、
そうでない人に比べて
生産性が6倍高いという結果が出ています。
なぜか?
理由はシンプルです。
「得意なことをしているとき、人はエネルギーが湧く」からです。
一方で、苦手なことばかりしていると、
どんなに努力しても心が消耗していく。
長期的に見ると、パフォーマンスも持続しません。
経営者にも“強みの視点”が必要
企業現場では、よくこういう会話を耳にします。
・「Aさんはミスが多い」
・「Bさんはスピードが遅い」
でも、その裏には必ず“強み”が隠れています。
Aさんは細部にこだわり、
慎重に物事を進めたいタイプかもしれない。
Bさんはチームのバランスを意識し、
周囲の状況を見ながら行動しているのかもしれない。
強みの本質は、「行動の源泉」にあります。
結果だけを見て評価すると、
その人の“良さ”を丸ごと見落としてしまうのです。
リーダーに必要なのは、
「何ができないか」ではなく、
「どんな時に力を発揮するか」を見抜く視点です。
“弱点”を責めても、チームは強くならない
弱点を責める文化では、
社員は“守りの姿勢”になります。
失敗を恐れ、チャレンジが減り、組織全体が停滞していく。
逆に、強みを活かし合う文化では、
互いの違いを尊重し、協力が生まれます。
「あなたが得意なことを、私が苦手なことで補う」
―
この循環が始まったチームほど、成果は加速します。
羽生直剛さんが体現する「強みを活かすチーム」
羽生直剛さんが現役時代に体験したチームも、
まさにこの考え方でした。
オシム監督は選手を比較せず、
「お前は何が得意だ?」と一人ひとりに問いかけたといいます。
・「型にはめるより、個を活かせ」
・「違いがあるから、チームは面白い」
羽生さんはその哲学を今も引き継ぎ、
講演や組織支援の場で「強みを活かすチーム作り」の重要性を伝え続けています。
私もまた、同じ信念を持っています。
人の強みを活かすことは、甘さではない。
それは、最も再現性のある“成果の科学”なのです。
最後に:羽生直剛さんと語る「強みの本質」
11月22日の特別対談では、
羽生さんと共に「強みを活かすチームづくり」の本質を掘り下げます。
サッカーという競争の世界の中で、
「型にはめず、個を活かす」指導を受けてきた羽生さん。
そして、企業現場で“違いを資産に変える”支援を続けてきた私。
異なる現場で見てきた“強みの力”を重ねることで、
経営に生かせる「人の可能性の引き出し方」をお届けします。
強みを信じ、任せ、伸ばす。
それが、チームを変える一番確かな方法です。
私自身、この対談で新しい気づきを得られることを楽しみにしています。
【次回イベント】
【オシム直伝】羽生直剛氏が明かす“個を活かす組織作り”
ストレングス専門家・山田裕介と語る経営者向け特別セミナー
【開催概要】
日時 11月22日(土)
開始 14:30 (開場14:20)
終了 16:30
会場 グラングリーン大阪 北館4F JAM BASEカンファレンス 4-1
住所 〒530-0011 大阪市北区大深町6番38号
アクセス:https://jambase-space.com/access/
参加費 6,600円(税込)
対象 中小企業の経営者・役員・管理職・士業など
定員 30名(先着順・満席になり次第締切)
申し込みはクリック
※「ストレングスファインダー」および「CliftonStrengths」はGallup, Inc.の登録商標です。
本記事およびセミナー内容はGallup社による承認・提携を受けたものではありません。
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