【経営者・管理職向け】“指摘すると黙る部下”にどう向き合うか-沈黙の裏にある心理と関わり方-

強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。
数字が上がっていれば安心し、
結果が出なければ焦る。
経営者やリーダーにとって、それは当然の心理です。
でも――
「結果ばかり見て、人を見なくなったとき」
組織は静かに壊れ始めます。
“数字の向こう側”にいる人を見ていますか
かつて、ある営業部長が私にこう話しました。
「数字を追い続けてきたのに、気づいたらチームがついてこなくなっていた。」
部下の表情を見ても、以前のような活気がない。
その部長は、成績会議では厳しく詰めるタイプでした。
でも、誰よりも努力家で、部下を想ってのことだったのです。
私が聞きました。
「最近、誰かに“ありがとう”って言いましたか?」
しばらく沈黙がありました。
彼はハッとしたように言いました。
「……言ってなかったですね。」
結果にばかり目を向けると、
“人の努力”が見えなくなります。
リーダーが人を見なくなった瞬間、
チームは“見られていない”と感じ、やる気を失っていくのです。
「結果」は“信頼”の上にしか積み上がらない
優れたリーダーほど、短期的な数字よりも、
「信頼という土台」を大切にします。
信頼とは、甘やかすことではありません。
相手を信じて任せること。
その人の可能性を信じて、失敗を許すこと。
オシム監督も、選手にこう語ったといいます。
「選手の価値は、次のプレーで決まる。
ミスした後に、どう立ち上がるかを見ている。」
失敗ではなく、そこからどう考え、どう動くか。
つまり“人間としての成長”を見ていたのです。
経営も同じです。
数字の前に「人の変化」を見る。
それが、チームを長期的に強くしていくリーダーの視点です。
「信じる」ことが、人を動かす
リーダーの言葉で、チームは動きます。
でも本当に人を動かすのは、「信じる姿勢」です。
私の研修で、ある若手社員がこんな言葉を残しました。
「上司が“お前ならできる”と言ってくれた瞬間に、涙が出そうになりました。」
人は信じられたときに、
自分の中に“火”が灯ります。
信頼は、命令よりも強いエネルギーを持っています。
最後に:羽生直剛さんが語る「人を信じるリーダー」
羽生直剛さんが語るオシム監督の指導は、
まさに“人を見て、信じるリーダー”の原型です。
「オシム監督は、選手を“信じる前提”で見てくれた。
ミスしても、怒るより先に“お前ならできる”という目で見ていた。」
その信頼が、選手の心に火をつけた。
“怒られるから動く”ではなく、“信頼されているから応えたい”という空気が、
チーム全体を変えていったのです。
私自身、これまで数多くの組織を見てきて、
本当に変化するのは「人を信じたチーム」だと確信しています。
11月22日の特別対談では、
羽生さんが語る“信頼のリーダーシップ”を通して、
経営における「人を見る力」の本質を一緒に掘り下げていきます。
私はこのテーマを語り合えることを、心から楽しみにしています。
【次回イベント】
【オシム直伝】羽生直剛氏が明かす“個を活かす組織作り”
ストレングス専門家・山田裕介と語る経営者向け特別セミナー
【開催概要】
日時 11月22日(土)
開始 14:30 (開場14:20)
終了 16:30
会場 グラングリーン大阪 北館4F JAM BASEカンファレンス 4-1
住所 〒530-0011 大阪市北区大深町6番38号
アクセス:https://jambase-space.com/access/
参加費 6,600円(税込)
対象 中小企業の経営者・役員・管理職・士業など
定員 30名(先着順・満席になり次第締切)
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