【チーム作り】“いい人ばかりの組織”が抱えるジレンマ──変化を起こすために必要な視点

強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。
「最近、部下の動きが悪い」
「言ったのに、なぜ伝わっていない?」
そう感じたことはありませんか?
実はその原因、多くが“目標のズレ”にあります。
自分が掲げているゴールと、メンバーが捉えているゴールが違えば、
当然ながら行動や優先順位は一致しません。
共通目標が定まることで、チームの空気は一変します。
メンバーは自分の役割に誇りを持ち、力を発揮し始めるのです。
今回は、チームを動かす「共通目標の力」について、
実例を交えながら解説していきます。
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1、共通目標がある組織と、ない組織の違い
あなたのチームに、こんな状態は起きていませんか?
- 指示待ちが多く、自主性が感じられない
- チームに一体感がない
- 成果の方向性がバラバラ
これらの現象の多くは、「共通目標」が曖昧であることが原因です。
言い換えれば、“同じ地図”を見ていないのです。
共通目標がある組織では、
- メンバーが主体的に動く
- 判断軸が統一され、迷いが減る
- 協力体制が自然に生まれる
- 成果の振り返りが意味あるものになる
一方、目標が曖昧な組織では、
- リーダーの指示が場当たり的になりやすい
- メンバーが「なぜやるのか?」を理解できない
- 他責的な空気が強くなる
つまり、「目標を一致させる」ことは、
組織の土台を整えることと同義です。
2、目標を「浸透させる」ために必要な3ステップ
1. 言語化する
- そもそも、リーダー自身が“目指すもの”を明確にできているか?
- ミッション、ビジョン、バリューのような形に落とし込めているか?
2. 対話する
- 「伝えた」ではなく「伝わった」状態をつくるには、対話が不可欠。
- 「どう思う?」「どう感じた?」という問いが、理解の深度を変える。
3. 行動に落とす
- 日常の業務やプロジェクトに“共通目標の文脈”をどう組み込むか?
- 目標を「意識」から「実践」へと昇華させていく工夫が必要。
3、ストレングスファインダーが、共通目標の“質”を変える
資質によって、モチベーションの源泉や価値観は大きく異なります。
だからこそ、メンバーそれぞれが
「どんな言葉で共通目標に納得できるのか」
「どんな関わり方なら力を発揮できるのか」
を知っておく必要があるのです。
たとえば
- 目標志向が高い人は、数値や期限が明確だとやる気が出る
- 成長促進が強い人は、「誰のためになるか」を大切にする
- 戦略性が上位の人は、「どう進めるか」の道筋を描きたい
このように、「共通目標」と一言でいっても、
人によって受け止め方や共感ポイントはバラバラです。
だからこそ、共通目標をつくるには“資質理解”が必要不可欠。
ストレングスファインダーは、共通目標を「伝える道具」ではなく、
「チーム全員で共有するための共通言語」として、大きな力を発揮するのです。
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4、まとめ
リーダーは、とかく「成果」を追いがちですが、
その前にすべきことは「目標の一致」をつくること。
共通目標があるだけで、
チームに流れる空気は、まったく別物になります。
「何のために、なぜ、誰のためにやるのか」
それをチーム全員で握れているかが、
リーダーとしての最大のポイントです。
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