【経営者・管理職向け】仕組みだけでは組織は変わらない-“血の通った組織”のつくり方-

山田裕介

山田裕介

テーマ:自律・自走型組織、組織開発・変革、ストレングスコーチング、コーチング、ストレングスファインダー

強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。

評価制度、目標管理、1on1、DX、ジョブ型…。

組織改革の“仕組み”を整えることに注力する企業が増えています。


でも、、、

  • 「制度は導入したのに、まったく現場が変わらない」

  • 「フレームはあるのに、なぜか機能していない」


そんな声が後を絶ちません。

いくら優れた「型」を作っても、

そこに「血」が通わなければ、組織は動きません。

今回は、ハード(制度)ばかりに偏った改革に一石を投じ

“人と人の関係性”というソフトの変革がいかに本質的かをお伝えします。

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1、仕組みは整っている。でも、組織は動かない

経営者や人事担当者が、組織を良くしようと仕組みを整える。

それ自体は、決して間違いではありません。

  • OKRやMBOなどの目標管理制度
  • 評価の透明性を高める等級・報酬制度
  • 1on1やメンター制度
  • 働き方改革・DX・人事システムの導入


でも、多くの現場ではこうなっています。

  • 「制度はあるが、誰も活用していない」
  • 「評価項目があっても、納得感がない」
  • 「1on1が“義務”になって、逆に疲弊している」


つまり、ハード(仕組み)だけでは“現場”は変わらないのです。

2、仕組みとは「型」であり、型に“血”を通わせるのは人

制度やルールは、あくまで「型(フレーム)」です。

組織に命を吹き込むのは、“そこに関わる人たちの関係性と対話”です。

たとえば─

  1. 評価制度が機能するのは、「評価される側が納得できる関係性」があるとき
  2. 1on1が意味を持つのは、「安心して本音が言える信頼」があるとき
  3. ジョブ型運用が成果を生むのは、「お互いの強みと役割が共有されている」とき


つまり、制度の前に必要なのは、“関係性の土壌”の整備なのです。

3、“仕組みが活きる組織”と“形骸化する組織”の違い


観点機能する組織形骸化する組織
制度の捉え方会話のきっかけ・関係の補助線上から与えられたルール
対話の姿勢違いを尊重し、意見を出し合う意見を言うと損、黙るのが正解
強みの活用役割や関わり方を資質ベースで調整みんなが同じ働き方を求められる
問題へのアプローチ関係性・感情に目を向けるプロセスと制度の修正だけで対応


制度は、「人と人の関係性」があってこそ、初めて活かされるのです。

4、ストレングスファインダーで“関係に血を通わせる”

株式会社ストレングスアスリードが推奨しているのは、

ストレングスファインダーを活用した、
関係性の見える化と対話の仕組み化です。

  • お互いの資質を理解し、「らしさ」を尊重し合う
  • 役割・期待を強みに合わせて調整する
  • 感謝やフィードバックを“強みの言葉”で伝える


こうした取り組みによって、
制度に“魂”が入り、
動く組織=血の通った組織に変わっていきます。

5、型を整えたら、次は“関係性の温度”を上げよう

制度は導入して終わりではありません。

むしろ、導入後こそがスタートライン。

  1. この制度を“誰とどう使うか”?」
  2. 「使いこなすには、どんな関係性が必要か?」
  3. 「本音が言い合える職場になっているか?」


こうした問いを重ねていくことで、

制度は“押しつけ”ではなく、“共に働くツール”へと変わります。

6、まとめ

仕組みは組織を支える「骨格」。

でも、血が通わなければ、それはただの“枠”に過ぎません。

制度や仕組みを動かすのは、人の意志・感情・関係性。


その“ソフトの部分”にこそ、組織変革の本質があります。

だからこそーーー

制度設計と同時に、“関係性のデザイン”も始めませんか?

ご相談・導入のご案内

株式会社ストレングスアスリードでは、

制度を活かすための「関係性構築支援プログラム」や、

ストレングスファインダーを活かした“対話文化の定着支援”を行っています。

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山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

リーダーが自分やメンバーの強みを見つけ、本来持っている能力を発揮させる。その結果、組織のパフォーマンスが向上し業績もあがっていく。持続的成長を遂げている企業が取り入れている、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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