考えるチームは、最強のチーム― 指示ではなく、“問い”で動く組織へ ―
強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。
「また細かいことを言って…」
「そんなに心配しなくても大丈夫でしょ?」
周囲から“後ろ向き”“心配性”と見られていた社員が、
ストレングスファインダーをきっかけに評価され、
「チームに欠かせない存在」として感謝されるようになった実話をご紹介します。
ネガティブに見える資質が、実は“組織を守る力”になる。
そんな変化を起こしたのは、“見える化”と“対話”でした。
【合わせて読みたいコラム】
「“ポジティブな人”ばかりがチームに必要なわけじゃない」
静かな強みの価値を再認識する前回の内容とあわせてどうぞ。
目次
1、「心配性なAさん」が浮いていた職場
今回ご紹介するのは、社員数約80名の製造業C社。
現場リーダーとして働くAさんは、細かい点にこだわる性格で、
チェック項目の追加や報告書の文言修正などを頻繁に行っていました。
しかし、同僚たちからはこう見られていました。
- 「細かすぎて、めんどくさい人」
- 「口うるさい。注意されると萎縮する」
- 「慎重すぎて進まない」
Aさん自身も、「自分はチームに合っていないのでは」と感じ始めていたのです。
2、ストレングスファインダーで“意味づけ”が変わった
そんなタイミングで、
社内全体にストレングスファインダーの研修が導入されました。
Aさんの上位資質には、
- 慎重さ
- 責任感
- 内省
- 回復志向
- 分析思考
が並んでいました。
講師から
「Aさんは“リスクを事前に察知する力”が高い。
品質を守る砦のような存在です」
と伝えられた瞬間、
チームの見方が一変しました。
3、「慎重さ」がチームを守っていたことに気づいた
Aさんが指摘していたチェックポイントの多くは、
実際に後々クレームにつながる可能性があったものでした。
「言われたときは“うるさい”と思ったけど、
あれがなかったらやばかったかも」
という声が上がり始めたのです。
それ以降、チームではこんな会話が増えました。
- 「Aさん、これちょっと見てもらってもいい?」
- 「リスクないかだけ、もう一回チェックしてもらえますか?」
Aさんの“慎重さ”は、「不安を煽る存在」から「安心を生む存在」へと変わったのです。
4、評価されることで、本人も変化していく
周囲の評価が変わると、Aさんの表情にも変化が見られました。
- 意見をはっきり言えるようになった
- 部下に自分のチェックポイントを伝えるようになった
- 「自分の強みが役に立ってる」と自信を持てるようになった
「強み」として認められることで、
“自分を活かす働き方”へと自然にシフトしていったのです。
5、違いを受け入れることで、チームの安全性が高まる
この職場では、その後もストレングスファインダーを活用した対話を続け、
“違いを価値として受け止める文化”が広がりました。
ポジティブな人が引っ張り、慎重な人が守る
決断が早い人が推進し、深く考える人が補強する
そうした補い合いのチームが生まれていったのです。
6、まとめ
“ネガティブ”に見える資質は、本当にネガティブなのでしょうか?
それはただ、まだ価値の言語が与えられていないだけかもしれません。
ストレングスファインダーは、
“違いを否定から価値へ”と転換する力を持っています。
あなたの職場にも、実は“守り神”がいるかもしれません。
その力を見つけ、活かすための対話を、今こそ始めませんか?
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