【定着率UPに効果的】“感謝されない職場”が社員の心を離れさせる-定着率に効く“ひと言”の力-
強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。
「もっと前向きに考えてほしい」
「職場の空気を明るくしてくれる人が欲しい」
そんな“ポジティブ至上主義”が、
実はチームのバランスを崩しているかもしれません。
ネガティブに見える思考や慎重な姿勢にも、実は価値があり、役割があります。
今回は、「明るさや勢い」だけではない、
“静かな強み”の活かし方についてご紹介します。
ストレングスファインダーを通して、
多様な資質を受け入れ合うチームづくりのヒントをお届けします。
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貢献が見えにくいメンバーへの“感謝の言語化”が信頼をつくった事例。
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目次
1、「明るくない=悪いこと」ではない
採用や評価の場面でよく聞く言葉に、
- 「明るくて、前向きな人がいい」
- 「ポジティブで元気な人が合う会社です」
というフレーズがあります。
一方で、次のような人たちは、誤解されがちです。
発言に慎重
・リスクをよく指摘する
・批判的に物事を見てしまう
でも、そういった人たちこそ、組織にとって不可欠な“ブレーキ役”なのです。
2、ネガティブに見える資質の“裏の価値”
ストレングスファインダーには、いわゆる“静かな資質”があります。
たとえば:
慎重さ:リスク管理、手戻り防止の達人
分析思考:事実ベースで冷静に判断できる
回復志向:問題点をいち早く察知し、対策を考える
内省:深く思考し、本質を見極める力
これらは、“勢いで突っ走る”組織に冷静さをもたらす存在です。
3、バランスをとるのが“チームの強み”
ポジティブな人がいるから動き出せる。
ネガティブに見える人がいるから止まれる。
この両者があってこそ、チームは前に進みながらも安全に運転できるのです。
たとえば、勢いで新規プロジェクトを始めようとするチームに、
- 「これ、法的に大丈夫ですか?」
- 「実行後の運用設計は?」
と問いかけてくれる存在がいる。
それが、慎重さや分析思考の力です。
4、“違い”を強みに変える対話の土壌を
ただし、こうした資質の良さは、チーム内で共有されてこそ活きます。
ストレングスファインダーを活用することで、
- 自分の資質を「長所として」受け止められる
- 他人の資質を「攻撃ではなく価値」として見られる
- 「あなたの〇〇が助かった」と強みで会話ができる
ようになります。
違いを活かすには、違いを“翻訳”する言葉が必要なのです。
5、静かな資質こそ、今の時代に合っている
VUCA(先が読めない時代)と言われる今、
勢いやノリだけでは組織がもたなくなっています。
- 慎重に計画する人
- ミスを未然に防ぐ人
- 短期ではなく中長期で物事を見る人
こうした人たちの力が、安定性と持続性を支えているのです。
「陰の立役者」が力を発揮できる場を整えることが、
これからの組織に求められています。
6、まとめ
「ポジティブじゃないからダメ」ではなく、
「違う視点を持っているから、チームが成り立つ」
静かな資質にこそ、組織の“土台を支える力”があります。
ストレングスファインダーを活用して、見えにくい強みを見える化し、
認め合う土壌をつくりましょう。
【ご相談・導入のご案内】
株式会社ストレングスアスリードでは、
ストレングスファインダーを通じて
多様な強みを活かし合える組織づくりを支援しています。
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