「職場に求められるものが変わった!従業員のニーズ進化論と企業が取るべき行動」

強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。
・「また若手が辞めた…」
・「採用しても、3年以内にいなくなる」
そんな悩みを抱える企業は少なくありません。
今回は、社員の定着率が大きく改善した、
とある製造業の組織変革ストーリーをご紹介します。
キーワードは「心理的安全性」と「対話」。
制度ではなく、“空気”を変えることで、
職場はどう変わったのか?
実際のエピソードと共に、現場の声をお届けします。
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【組織変革事例】たった1年で『仲間』が生まれた-社員の目が変変わり、会社が変わる瞬間-
「なぜ、優秀な社員から辞めていくのか?」
目次
1、「また辞めた」──若手が定着しない製造業の現実
この企業は、従業員60名ほどの地方の製造業。
ここ数年、20代〜30代前半の若手社員が、次々と離職していました。
- 採用しても半年で辞める
- 3年以内の離職率は7割超
- 社長も「もう仕方ない」と諦めかけていた
・「給料も悪くない」
・「残業も少ない」
にも関わらず、なぜ若手が続かないのか、、、
2、原因は「空気」だった
ストレングスアスリードが伴走支援に入ったとき、
最初に気づいたのは、“対話の少なさ”と“上下の距離感”
でした。
・上司は「何かあれば言ってほしい」と言うが、
部下は話しかけられない
・意見を言う文化がなく、すぐに“空気を読む”
・本音を言えないまま、辞めていく
つまり、「心理的安全性」がほとんど存在していなかったのです。
3、強みを見える化して、対話を起こす
そこでまず行ったのが、ストレングスファインダーの全社員受検。
その上で、以下のプロセスを踏みました。
- 各人の“強み”を一覧で見える化
- 部署ごとに対話ワークショップを実施
- 上司・部下が強みを使って“フィードバックし合う”時間を設定
・「この人は、こういう視点で動いていたんだ」
・「自分の強みは、“ありがたい”と思ってもらえるんだ」
そんな気づきが職場にじわじわと広がっていきました。
4、社内に「ありがとう」が増えた
最も印象的だったのは、感謝の言葉が増えたことです。
・「あのとき助けてもらって、実はすごく心強かったです」
・「あなたのこの強み、本当に尊敬してます」
これまで表に出ていなかった“想い”が、
見えるようになり、伝えられるようになったのです。
5、変わったのは、制度ではなく“空気”
実は、就業規則や評価制度はほとんど変えていません。
変わったのは、“関係性”と“会話の量と質”です。
結果、若手社員の定着率は、
1年で【7割→9割】に向上。
「うちはもう若手が続かない会社」というイメージは、
今や過去のものとなりました。
6、まとめ:変化の始まりは、対話から
この企業が証明してくれたこと。
それは、対話を起こせば、組織は必ず動き出すという事実です。
指示を出さなくても動く。
社員同士で助け合える。
新しく入った若手が、安心して居場所をつくれる。
そんな組織文化は、「制度」ではなく、「人との関わり」から始まります。
7、同じように変わりたいと願う方へ
組織は、必ず変わります。
そのための最初の一歩は、「関係性の質を高めること」です。
ストレングスアスリードでは、
貴社の“対話が生まれる仕組み”を共に設計し、
心理的安全性が文化となる職場づくりを伴走支援しています。
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