【経営者・管理職必見】社員はなぜ挑戦しなくなるのか?“安心して失敗できる”組織が成果を生む理由

山田裕介

山田裕介

テーマ:人材育成、幹部育成、リーダー育成、モチベーションUP、やる気UP、ストレングスファインダー



強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。

「最近、社員に元気がない気がする」
「指示はこなすけれど、自ら挑戦する姿が見えない」

そんな空気を感じたことはありませんか?
その原因は、能力でも性格でもなく、組織の“空気”にあるかもしれません。

本コラムでは、社員の挑戦意欲を奪ってしまう組織の特徴と、
“失敗しても大丈夫”と思える職場が、どれほど大きな成果につながるかを解説します。

キーワードは、「心理的安全性」と「関係性の質」。
挑戦が自然に生まれる組織づくりのヒントを一緒に探っていきましょう。

↓どんな仕事をしているのかはこちら↓

1、社員が挑戦しなくなるのは、「能力の問題」ではない

・「指示されたことはやるけれど、それ以上のことはしない」
・「ミスを恐れて、無難な行動しか取らない」

こうした社員の姿に、「最近の若手は消極的だ」
と感じる方も多いかもしれません。

しかし、それは本当に“本人の問題”でしょうか?

多くの社員は、最初からやる気がないわけではありません。
彼らは、“挑戦することが怖い組織”の中で、
いつの間にかリスクを取らない選択をするようになるのです。

2、「心理的安全性」がなければ、挑戦は生まれない


ハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授が提唱する「心理的安全性」。
これは、自分の意見やアイデア、失敗を共有しても、罰せられない・否定されないと信じられる状態を意味します。

心理的安全性がない職場では、社員はこう感じます。
・「この発言、否定されるかも」
・「質問したら無知だと思われそう」
・「ミスをしたら責められるかもしれない」

このような状態では、社員は挑戦どころか、本音を話すことすらできません。

3、挑戦が自然に起こる組織の特徴とは?

心理的安全性が高い組織では、
失敗は「学びの機会」として受け入れられます。

たとえば:
上司が自ら「失敗談」を共有している
相談した時に、まず“ねぎらいの言葉”が返ってくる
意見を否定せずに「いいね、それで行こう」と背中を押す文化がある

このような職場では、社員は「どうせ言っても無駄」ではなく、
「自分にもできることがあるかもしれない」と感じ始めるのです。

3、挑戦を生むのは、“信頼されている”という実感

どんなに素晴らしい理念や制度があっても、
社員が「自分はここで信頼されている」と感じなければ、挑戦には至りません。

逆に、次のような関係性があると、挑戦は自然に生まれます。
・「自分の強みを知ってもらえている」
・「悩んだ時に相談できる相手がいる」
・「自分の存在がチームに役立っていると感じられる」

これが、関係性の質が高い職場の特徴です。
そして、その土台には、お互いの“強み”を知り、活かし合う対話が欠かせません。

4、ストレングスファインダーが挑戦の連鎖をつくる

株式会社ストレングスアスリードでは、
ストレングスファインダーを活用して
「お互いの強みを見える化」し、その上で対話を重ねることで、
関係性の質を根本から変える取り組みを行っています。

・「あなたのこういうところ、本当に助かってる」
・「こんな風に頼ってくれてうれしかった」
・「あの挑戦、実はすごく刺激になった」

こうした“感謝と尊重の循環”が生まれると、
心理的安全性は一気に高まり、挑戦の文化が根づいていきます。

5、小さな“対話”が、挑戦の文化を育てる

・月1回の1on1・日々のちょっとした声かけ
・ミスを一緒に振り返る場

こうした小さな積み重ねが、社員にとっての“安心の土壌”になります。

制度を整えるより先に、
まずは「一人ひとりと向き合う時間」
をつくってみてください。

6、セミナーのご案内

ストレングスアスリード特別ウェビナー

「指示待ちリーダー・社員が自ら変化していく  
    自律型組織づくりの3つのポイント」


【開催日】
2025年4月24日(木)13:00~14:30

【参加費】
無料

【開催方式】
Zoom(オンライン開催)

【お申し込みはこちらから】
https://forms.gle/NUVnCNuUi9MsfD4t7

【ウェビナー内容】
ウェビナーの内容
・経営者とリーダーの悩み
・組織変革を阻む原因と新たなアプローチ方法
・自律/自走型組織づくりに必要な3つのポイント
・事例紹介
・自律型組織づくりの具体的な進め方

【こんな悩みの方が対象】
・指示待ち社員が多く、主体的に動かない
・若手社員が定着せず、育つ前に辞めてしまう
・中間層が育たず、現場が機能しにくくなっている
・組織の変化に対して抵抗感が強い
・社員の強みや役割が曖昧で、責任感が醸成されない

【講師】
株式会社ストレングスアスリード代表 山田裕介

このコラムを読んでくださったあなたは、
すでに組織の未来に向けた“対話”を始めている方かもしれません。

私たちストレングスアスリードは、
そんな想いを持った経営者・人事の皆さまと、
「強みを活かした組織変革」
という旅をご一緒しています。

今回のセミナーでは、
これまでの4回のコラムでお伝えしてきた

“離職の本質”
“指示待ちの構造”
“育成の壁”
“心理的安全性”


を一気に紐づけ、実践へとつなげる90分をご用意しています。

自律的に動く社員、挑戦が自然に生まれるチーム、
そして本来の仕事に集中できる経営者の姿へ──
あなたの組織も、きっと変われます。

ぜひ、当日お会いできることを楽しみにしています。

お申し込みはこちらから


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山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

リーダーが自分やメンバーの強みを見つけ、本来持っている能力を発揮させる。その結果、組織のパフォーマンスが向上し業績もあがっていく。持続的成長を遂げている企業が取り入れている、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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