【経営者・人事担当者必見】なぜ“やる気のある社員”から辞めていくのか? -経営者が気づいていない本当の離職理由-

山田裕介

山田裕介

テーマ:人材育成、幹部育成、リーダー育成、モチベーションUP、やる気UP、ストレングスファインダー


強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。

「やる気のある社員が、なぜか早期に辞めてしまう」

そんな経験をお持ちの経営者・人事担当者の方も
多いのではないでしょうか。


給与も待遇も悪くないのに、なぜ?

その答えは、意外にも「制度」や「評価」ではなく、
職場に存在する“ある見えない空気”にあります。

本コラムでは、離職理由の表層ではなく、
「やる気のある人ほど辞めてしまう本質的な原因」
を明らかにします。


そして、
社員が“辞めたくなくなる”
職場をつくるための第一歩をお伝えします。

1、“やる気のある人”ほど、辞めやすい?

「手応えのある若手がようやく育ってきたと思ったら、
 突然辞めてしまった」

「期待していた中堅社員が、何も言わずに退職を申し出た」

そういったケースは決して珍しくありません。

むしろ、“意欲の高い社員ほど”辞めていく
これが今、現場で起きていることです。

しかも、彼らの退職理由を聞くと、多くの場合はこう言います。
・「別に会社に不満はありません」

・「やりたいことが見つかって…」

しかし本当に、それだけが理由でしょうか?

2、本当の離職理由は、“見えない空気”にある

ギャラップ社の調査によると、
離職の7割以上は
「人間関係や組織文化に起因する」
とされています。

つまり、「人」「職場の空気」「組織のあり方」が、

社員を離れさせているということです。

やる気のある社員は、会社の課題にも敏感です。

・「もっとこうした方がいいのに」
・「なぜ変わらないんだろう」

そんな思いを心に抱えながら、変えられない環境に
徐々に疲弊していきます。

やがて、そのフラストレーションはこう変わります。
「もうここで頑張る必要はないかもしれない」

3、変化を拒む組織に、未来はない

変化に前向きな社員が辞める組織には、次のような傾向があります。
・意見を言っても否定される
・ミスに対して許容がない
・現状維持をよしとする空気
・上司が一方的に判断し、対話がない

このような環境では、
社員は“気づかれずに”辞めていきます。


「給与」や「労働時間」といった“制度的な理由”は、
あくまで表向きの説明にすぎません。

4、心理的安全性がある職場は辞められない

では、どうすればやる気のある社員が
“辞めたくなくなる”職場をつくれるのか?

その第一歩が、
「心理的安全性」のある組織づくりです。

心理的安全性とは、簡単に言えば、

・「この職場なら安心して発言できる」
・「自分らしくいられる」という感覚です。

社員は、報酬ではなく“関係性”で働く時代になっています。
・意見を受け止めてもらえる
・自分の強みを認識されている
・頼れる仲間がいる
そんな組織からは、人はそう簡単に離れません。

5、相互理解が、職場の風景を変える

心理的安全性を高めるために欠かせないのが、
「相互理解」です。

人は「理解されている」と感じた時に、

初めて心を開き、主体的に関わろうとします。

そして、この相互理解の起点となるのが、
「自己理解」です。


・「自分はどんな強みがあるのか」
・「仲間はどんな価値観を持っているのか」

それを見える化し、伝え合える仕組みを持っている組織は、
変化にも強く、定着率も高くなります。

6、ストレングスファインダーが変化の起爆剤に

ストレングスファインダーは、個々の“強み”を可視化し、

チームで共有・活用することができるツールです。

株式会社ストレングスアスリードでは、

この診断を起点にした「組織対話」の支援を通して、

離職の多かった組織が、
社員同士で感謝し合う文化に変わった事例を多数見てきました。

7、まずは、「空気」を変えることから

離職を防ぐのは、制度や昇給よりも、

社員が「ここにいたい」と思える“空気”づくりです。
それは、小さな対話の積み重ねから始まります。

8、セミナーのご案内

ストレングスアスリード特別ウェビナー


「指示待ちリーダー・社員が自ら変化していく  
    自律型組織づくりの3つのポイント」


【開催日】
2025年4月24日(木)13:00~14:30

【参加費】
無料

【開催方式】
Zoom(オンライン開催)

【お申し込みはこちらから】
https://forms.gle/NUVnCNuUi9MsfD4t7

【ウェビナー内容】
ウェビナーの内容
・経営者とリーダーの悩み
・組織変革を阻む原因と新たなアプローチ方法
・自律/自走型組織づくりに必要な3つのポイント
・事例紹介
・自律型組織づくりの具体的な進め方

【こんな悩みの方が対象】
・指示待ち社員が多く、主体的に動かない
・若手社員が定着せず、育つ前に辞めてしまう
・中間層が育たず、現場が機能しにくくなっている
・組織の変化に対して抵抗感が強い
・社員の強みや役割が曖昧で、責任感が醸成されない

【講師】
株式会社ストレングスアスリード代表 山田裕介


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山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

リーダーが自分やメンバーの強みを見つけ、本来持っている能力を発揮させる。その結果、組織のパフォーマンスが向上し業績もあがっていく。持続的成長を遂げている企業が取り入れている、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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