リーダーに自己理解が必要な理由とは? 強みを知ることがチームを変える第一歩

強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。
多くの企業が抱える課題の一つに
「離職率の高さ」があります。
特に近年、若手社員の定着率が問題となり、
人材流出が業績に直結するケースも少なくありません。
離職率を下げるためには、
社員のエンゲージメントを高めることが重要です。
エンゲージメントが高まると、
社員のやりがいや働きがいが向上し、
結果として離職率の低減につながります。
そこで本コラムでは、
エンゲージメント向上のために効果的な「対話の場」に注目し、
討論・議論・対話・会話の違いを踏まえながら、その重要性を解説します。
こちらも併せて読んでみてください。
人材確保の鍵は『エンゲージメント』にあり!
1、離職率とエンゲージメントの関係
離職率が高い企業では、
社員のエンゲージメントが低いことが多いです。
エンゲージメントとは、
社員が会社や仕事に対してどれだけ熱意を持ち、
貢献しようとしているかを示す指標です。
エンゲージメントが低い職場では、
以下のような問題が起きがちです。
・やる気の低下:目の前の業務をこなすだけで精一杯
・人間関係の希薄化:職場での対話が少なく、疎外感を感じる
・自己成長の実感がない:成果が評価されず、モチベーションが続かない
このような環境では、
社員が将来のビジョンを描きにくくなり、
結果として退職の意志が高まるのです。
2、エンゲージメント向上には対話が必要
エンゲージメントを高めるためには、
「職場のコミュニケーション改善」が必須です。
しかし、ただ話し合いの場を設けるだけでは不十分です。
ここでポイントとなるのが「対話の質」です。
対話が重要な理由
・本音を引き出す場になる
・価値観を共有できる
・アイデアを深められる
対話を効果的に実施するためには、
「話し合いの形」を理解することが大切です。
3、討論・議論・対話・会話の違い
違いは下記の添付資料を参考にしてください。
それぞれ、大きな違いがあります。
こちらを理解して、話をすることが重要です。
対話が持つ力
特に、エンゲージメント向上に有効なのは「対話」です。
対話は、勝ち負けを意識せず、
意見を受け入れ合いながら互いを理解するプロセスです。
・相手の考えを尊重しながら話す
・意見が違っても否定しない
・新たな視点を得る機会として捉える
このような対話が職場に根付くと、
社員同士の信頼関係が強まり、
エンゲージメントが自然と向上していきます。
4、対話を促進するための取り組み
エンゲージメントを高めるためには、
日常業務の中に対話の時間を組み込む工夫が必要です。
① 定期的な対話の場を作る
・朝礼やチームミーティングでの意見交換を重視
・1on1ミーティングで個別に対話する機会を作る
・プロジェクト振り返りで、感じたことを共有する時間を設ける
② 対話のルールを明確にする
・否定や批判は禁止し、相手の話を一度受け入れる
・質問を投げかけて深堀りする姿勢を持つ
・相手を理解しようとする心構えを持つ
③ リーダーが模範を示す
・リーダー自身がオープンに対話する姿勢を見せる
・自らの意見も柔軟に受け入れる態度を持つ
・感謝や共感の言葉を積極的に使う
5、成功事例:対話の場が生んだエンゲージメント向上
ある製造業の企業では、
月に一度の対話ミーティングを導入しました。
テーマは「働きがいを見つける」で、
自由に意見を交わせる場を設けました。
最初は発言が少なかったものの、
リーダーが積極的に感謝やフィードバックを行うことで、
メンバー同士の会話が活発化。
結果として、チームの連携が強まり、
離職率が20%減少しました。
「自分の意見が受け入れられる」という実感が、
エンゲージメントを高めた要因です。
6、おわりに:対話でエンゲージメントを高めよう
離職率を下げるためには、
社員一人ひとりが職場に対して愛着を持つことが重要です。
そのためには、
日常的に「対話」を意識したコミュニケーションを増やし、
チーム全体の連帯感を高めることが必要です。
組織で対話の文化を根付かせ、
社員の意見を尊重する風土を作りましょう。
それが離職率低減に繋がり、企業全体の活力を引き出すポイントです。
7、無料個別相談のご案内
離職率低下やエンゲージメント向上に課題を感じているリーダーの方、
まずはお気軽にご相談ください。
当社では、組織変革やエンゲージメント向上のための研修を行っております。
ストレングスファインダーを活用したアプローチも実施中です。
現在、限定5社で組織サーベイを無料実施しております。
離職率低減や職場コミュニケーション改善のヒントを得たい方は、
ぜひお問い合わせください。
(お問い合わせはこちら)
エンゲージメントを高め、「働きたい職場」を一緒に作りましょう!



