【心理的安全性の作り方】心理的安全性の低い職場の特徴と抜け出し方-ヌルい職場からの脱却方法-

山田裕介

山田裕介

テーマ:人材育成、幹部育成、リーダー育成、モチベーションUP、やる気UP、ストレングスファインダー


強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。

職場環境の良し悪しを語る上で、
近年注目されているのが「心理的安全性」です。

心理的安全性が高い職場では、
従業員が安心して意見を言い合えるため、パフォーマンスが向上します。

しかし逆に、心理的安全性が低い職場では、
ミスを恐れたり、人間関係のストレスでパフォーマンスが低下しがちです。


本コラムでは、心理的安全性が低い職場と高い職場の特徴を比較し、
「ヌルい職場」から抜け出すための具体策を解説します。

心理的安全性を高め、活気ある職場を実現するために、ぜひお読みください。
併せてこちらも参考なるので、ご一読ください。
「心理的安全性」を高める鍵は相互理解にあり!

1、心理的安全性の高い職場の特徴

心理的安全性が高い職場では、
社員同士がリラックスしてコミュニケーションを取れ、
互いにサポートし合う環境が整っています。

具体的な特徴を見ていきましょう。

① 自由に意見が言える環境

・ミスを恐れない文化が根付いており、意見を発言しやすい。
・上司やリーダーがフィードバックを歓迎し、批判的な意見も尊重する。
・ブレインストーミングの場では、「否定しない」ルールがある。

② 多様性を尊重している

・異なる意見や価値観を歓迎し、排除しない姿勢がある。
・年齢や経験に関係なく、意見が平等に扱われる。
・ハラスメント対策が徹底されており、安心感がある。

③ チーム内の信頼関係が強い

・メンバー同士が助け合う文化が根付いている。
・問題が発生しても、責任を追及するのではなく解決策を探る。
・報連相(報告・連絡・相談)がスムーズに行われ、情報共有が活発。

2、心理的安全性が低い職場の特徴

一方で、心理的安全性が低い職場には、次のような特徴が見られます。

① ミスが責められる環境

・失敗を極端に責められるため、チャレンジする意欲が削がれる。
・「やらない方がマシ」という消極的な姿勢が定着。
・評価が減点方式で、恐怖心がモチベーションを下げる。

② 上司や同僚からの圧力が強い

・上司の指示が絶対であり、反論や改善案を出せない。
・トップダウン型の意思決定が多く、下の意見が反映されない。
・部下が主体的に動けず、責任転嫁が横行する。

③ チームワークが希薄

・個人主義が強く、助け合いの精神が乏しい。
・問題が起きても「自分には関係ない」と他人事のように捉える。
・社内に派閥や上下関係が根強く、孤立しやすい環境。

3、心理的安全性が低い職場が抱えるリスク

心理的安全性が低い職場では、
社員のモチベーションが下がり、
離職率が高まるリスクがあります。


また、以下のような問題が生じやすくなります。
・イノベーションが生まれにくい:新しいアイデアを出すのが怖くて沈黙が増える。
・情報が隠蔽される:ミスを隠すため、問題解決が遅れる。
・メンタル不調が増加:ストレスが蓄積し、メンタルヘルス不調を引き起こす。

4、心理的安全性を高めるための具体策

① 上司自身が「失敗経験」を共有する

・リーダーが自分の失敗談を語ることで、部下も失敗を恐れなくなる。
・「失敗を責めるのではなく、学びとして共有する」姿勢を見せる。

② 批判ではなく「改善策」を問う

・ミスが発生した際、「どう改善できるか」を一緒に考える。
・批判よりもサポートに重点を置き、解決策を共有する場を作る。

③ 意見を尊重し、多様性を認める文化を醸成する

・異なる意見を歓迎し、議論を活性化させる。
・メンバー同士の対話を重視し、相互理解を深める機会を増やす。

5、心理的安全性を高めるリーダーの心構え

心理的安全性を高めるためには、
リーダーが「聞く力」を磨き、「指示命令」よりも
「対話」を重視することが欠かせません。

「共感力」と「寛容さ」を持って接し、
部下の意見をしっかりと受け止める姿勢が必要です。


リーダーが「安心して話せる存在」になることで、
部下も自然と意見を出せるようになります。

6、おわりに:ぬるい職場からの脱却を目指して

心理的安全性が低い職場をそのままにしておくと、
社員のモチベーションが下がり、業績にも悪影響を及ぼします。


逆に、心理的安全性を高めることで、チームワークが活発になり、
パフォーマンスが飛躍的に向上します。


まずは、上司やリーダーが自らの姿勢を見直し、
対話を増やすことから始めましょう。

7、無料個別相談のご案内

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山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

リーダーが自分やメンバーの強みを見つけ、本来持っている能力を発揮させる。その結果、組織のパフォーマンスが向上し業績もあがっていく。持続的成長を遂げている企業が取り入れている、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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