【組織変革事例】たった1年で『仲間』が生まれた-社員の目が変わり、会社が変わる瞬間-

強みを活かせば、職場が変わり
職場が変われば、成果が変わる。
組織変革ファシリテーターのやまちゃんです。

1年間の組織変革、その結末は…
先日1年間、組織変革の支援をしている
中小企業の社長さんに、突然呼び止められました。


その神妙な表情に「もしかして…契約終了か！？」と一瞬ドキリ。

しかし、次の瞬間、80歳になろうとしている社長が、
目に涙を浮かべながらこう言ってくれたのです。


「こんなに嬉しいことはない！！」
なぜなら、その社長は社員たちが『仲間』と呼び合い、
笑い合っている姿を目にしたからです。


「そんなの当たり前じゃないの？」と思う方もいるかもしれません。

でも、この会社では、それが当たり前ではなかったのです。

中小企業には「仲間」と呼べる関係が生まれにくい

この会社では、社員たちはそれぞれが孤立して働いている状態でした。

中小企業では同期がいないのも普通。


「誰かと協力して何かをする」経験は少なく、

「仲間」という感覚がなかなか育たないのが現実でした。

そんな状況の中、
「たった1年で“仲間”ができた！」

と涙ながらに語ってくれた社長の姿に、僕も胸が熱くなりました。

はじめは冷ややかな目からのスタート

この1年は決して順風満帆ではありませんでした。


最初はこんな反応ばかり
・「なんでこんなことやらなあかんねん！」

・「めんどくさい！」

・「意味あるんか、これ？」

そんな社員たちに、僕がやったことはただ一つ。

「問いを投げかけ続けること」です。


「あなたたちは、どんな会社で働きたいですか？」

「従業員が楽しく働く環境を創るために、何ができると思いますか？」

誰かに答えを教えたり、指示を出したりするのではなく、
自分たちで考えさせる時間を徹底的につくる。

その繰り返しでした。

「自分ごと化」した瞬間、チームは動き出す

「他人事」だった仕事が、
いつの間にか「自分事」に変わっていく。


この認知変容が、
組織を変える最大のポイントです。

始めは冷ややかだった6名のメンバーが、

ある瞬間から目の色を変え、
本気で会社の未来を語るようになりました。

そのうちに、「自分たちで会社を変えよう！」と動き出し、
4月からは社員主導の社内勉強会を始めることになりました。


その目的は——
「社員初の新規事業をつくること！」

次々と飛び出す、新規事業のアイデア

「本当にできるの？」という不安は一切なし。

ワクワクした気持ちで社員たちが次々とアイデアを出してきます。

・YouTube配信をやろう！

・キャンプ事業をやってみたらどうだろう？

・サウナ作りも面白そう！

・飲食店もやってみたい！
・古着屋、どう？

・ドローンで農業支援とか？
出てくるアイデアは自由で、どれも生き生きしています。


「煮詰まったら社長を呼んでプレゼンしよう！」

そんな流れまで、社員たちが自主的に決めて動いているのです。

「仲間の力」は、こんなにもすごい

誰が想像したでしょうか？

1年前までは、バラバラだったチームが、

今では未来の会社を本気で考え、仲間と一緒に挑戦しようとしている。


こんな変化は、トップダウンでは絶対に起こりません。

社員同士が「仲間」になったからこそ、実現できたことです。

一人ではできないことも、仲間がいればできる。

そのことを、僕自身もこの1年で改めて実感しました。

まとめ：仲間と共に未来をつくる組織へ

たった1年で、ここまで変わる。
・他人事だった社員が「自分事」として会社の未来を考えるようになる。

・「何でやらなあかんねん！」と言っていた人たちが、
　新規事業を立ち上げようとする。

・孤立していた人たちが、自然に「仲間」と呼び合うようになる。

組織変革は難しい。
でも、人は変われる。

そして、変われば戻らない。
この会社はもう、元には戻れません。

ここからが本当のスタートです。

もし、あなたの会社も…
・社員がバラバラで、チームワークが感じられない

・主体的に動く人材が育たない

・組織を変えたいけど、どうしていいか分からない
そんなお悩みがあれば、ぜひ個別相談にお気軽にお申し込みください。


仲間と共に未来をつくる、そんな組織変革を全力でサポートします！