やる気のある社員の割合は!何と6%と世界最下位!

自分の才能をフルに発揮して
イキイキ働く人・組織を共創する
組織変革・ストレングスリーダー育成の専門家
山田裕介です。
・「会社の方針と現場の実態がズレている」
・「経営陣と社員の温度感が違う]
そんな “チグハグ感” が組織に広がると、社員の意欲は徐々に奪われ、
職場全体がなんとも言えない低迷した雰囲気に包まれます。
一生懸命働いているのに、どこか噛み合わない…
そんな違和感が続くと、組織の生産性は大きく低下 します。
本コラムでは、会社のチグハグ感を解消し、
職場の活力を取り戻すためのマインドセットと具体的な対処法について解説します。
1、「チグハグな組織」が生まれる原因とは?
① 経営層と現場の認識ギャップ
組織のチグハグ感を生む最大の要因は、経営層と現場の「見えているものの違い」 です。
・経営者の視点 → 会社の成長・売上・市場戦略
・社員の視点 → 目の前の業務・職場環境・日々の働きやすさ
「会社を成長させたい経営層」と「今の業務をこなす社員」では、
優先するものが違う ため、経営層の言葉が社員に響かず、
社員の不満も経営層に届かないという悪循環が生まれます。
・経営者:「もっと挑戦して会社を成長させよう!」
・社員:「その前に、目の前の業務が回らないんですが…」
このズレが広がると、社員は 「この会社は何がしたいの?」 と疑問を持ち、意欲を失っていきます。
② 組織のルールや評価基準が一貫していない
会社の方針がコロコロ変わる、評価の基準が曖昧、部署ごとにルールが違う
こんな状況も、チグハグ感を生む原因です。
・ある部署は残業禁止なのに、別の部署は常態化している
・上司によって評価の基準が違い、不公平感がある
・会社が「社員の成長が大事」と言いながら、実際には教育制度がない
こうした 「言っていること」と「やっていること」の不一致」 が続くと、
社員は次第に会社を信用しなくなり、意欲を失います。
・「どうせ、言ってるだけでしょ?」
・「この会社に期待してもムダ」
このように、社員の“あきらめ”が広がると、
職場全体に低迷感が漂ってしまうのです。
2、「チグハグ感」を解消し、職場の活力を取り戻すマインドセット
① 経営層と社員の“温度差”を埋める
会社のビジョンや方針を、「トップダウンで押し付ける」のではなく、
「社員と一緒に創る」ことが大切 です。
具体的な取り組み
・経営層が現場の声を直接聞く「対話の場」をつくる
・「なぜ、この方針なのか?」をわかりやすく伝える
・経営者自身が現場に入り、社員と一緒に働く機会を増やす
例:「月に1回、経営者と社員のオープンミーティングを開催」
こうした取り組みを続けることで、経営層と社員の視点のズレを埋め、
組織の一体感を高めることができます。
② 会社の「ルール」や「評価基準」を統一する
会社の方針と、実際の制度・ルールがバラバラだと、社員の不満が蓄積します。
具体的な取り組み
・評価制度の基準を明確にし、全社で統一する
・各部署でバラつきがあるルールを見直し、一貫性を持たせる
・「言葉だけでなく、行動で示す」ことを徹底する
例:「社員の成長を大切にする」という方針なら、
研修制度やキャリアアップの仕組みを整える
「言っていること」と「やっていること」が一致すると、
社員の信頼が生まれ、意欲が向上します。
③ 「社員の意見が反映される」仕組みをつくる
社員が会社の方針に共感できるのは、「自分たちの意見が反映されている」と実感できるとき です。
具体的な取り組み
・社員が提案できる制度(ボトムアップの仕組み)を導入
・小さな改善でも、社内で成功事例として共有する
・意見を出した社員に「ありがとう」を伝える文化をつくる
例:「新しい制度のアイデア募集を定期的に実施し、採用されたものは全社で発表」
社員の声を会社がしっかり受け止めることで、「この会社は自分たちがつくるもの」
という意識が生まれます。
3、まとめ:「チグハグな組織」をなくし、一体感のある職場をつくるために
こんな組織では、社員の意欲が奪われる…
・経営層と現場の認識がズレている
・方針とルールが一貫していない
・社員が「自分は会社に関係ない」と感じている
これからの組織に必要なこと
・経営者と社員の対話を増やし、温度差をなくす
・ルールや評価基準を統一し、会社の方針と一致させる
・ 社員の意見を反映する仕組みをつくり、一体感を高める
組織がバラバラだと、どれだけ優秀な人材がいても、
会社の成長は止まってしまいます。
あなたの会社は「チグハグな組織」になっていませんか?
今こそ、一体感のある組織づくりに取り組んでみませんか?



