「好業績なのに、社員の目が死んでいる…それ、経営者のせいかもしれません」

自分の才能をフルに発揮して
イキイキ働く人・組織を共創する
組織変革・ストレングスリーダー育成の専門家
山田裕介です。

「会社の業績は好調。でも、なぜか社員の目が死んでいる…」
そんな違和感を覚えたことはありませんか？

組織の数字が伸びていても、社員の心が離れていたら、会社の未来は危うい ものです。

経営者自身も薄々気づいているかもしれません。
「もしかして、私のせい…？」


本コラムでは、
本当は社員のことをめちゃくちゃ大切に思っている
そのために一生懸命孤軍奮闘している
そんな経営者のあなたに読んでほしいです。

社員の目が死んでしまう本当の原因と、
経営者が今すぐできる改善策 について考えます。

1、なぜ、好業績なのに社員の目が死んでしまうのか？

① 業績＝成功ではないから

「売上が伸びているから、会社はうまくいっている」
→この考え方こそが、社員の目を曇らせる最大の要因 です。
・「売上が上がっているのに、なぜみんな元気がない？」

・「もっと成果を出せば、きっと社員もやる気になるはず！」

しかし、社員のモチベーションは「数字」ではなく、
「働く意味」によって左右されるものです。

社員にとって、
業績の向上が「自分の成長」や「働く喜び」につながっていなければ、
ただの「ノルマ達成のための労働」 に感じられてしまいます。

② 経営者の「求めすぎ」が社員を疲弊させる

業績が伸びてくると、経営者は「もっといける！」と感じ、
さらに高い目標を掲げがちです。

しかし、社員が「やらされている」と感じる状態が続くと、
モチベーションは急速に低下 します。
・「なぜ、こんなに頑張らないといけないのか？」

・「結局、経営者のために働かされているだけじゃないか？」
こうした不満が蓄積すると、
「社員は働く意味」を見失い、目の輝きを失ってしまうのです。

③ 経営者と社員の価値観がズレている

「経営者」と「社員」では、見ている世界が違います。
・経営者の視点 → 会社の未来・成長・業績
・社員の視点 → 目の前の業務・自分のキャリア・働きやすさ
経営者は「未来のために、今を頑張ろう！」と思っていますが、
社員は「今を頑張る意味がわからない」と感じていることが多いのです。
・「この会社で働くことが、自分の未来にどうつながるのか？」

・「会社が成長することで、私たちにどんなメリットがあるのか？」
この答えが明確でないと、社員は「頑張りたい」という気持ちを失ってしまいます。

2、経営者が今すぐできる「社員の目を輝かせる」3つの方法

① 「何のために働くのか？」を経営者自身が語る

経営者が「ビジョン」や「理念」を語る機会が少ないと、
社員は「ただ数字を追いかけているだけ」の感覚に陥ります。

社員が目を輝かせる会社は、「なぜこの仕事をするのか？」が明確 です。

具体的な取り組み

・「この会社は何を目指しているのか？」を定期的に話す

・「この仕事を通じて、社会にどんな価値を生み出しているのか？」を伝える

・「あなたがいるから、この会社は成長している」と、社員一人ひとりの貢献を認める

② 社員の「成長実感」を増やす

社員は、「この仕事をして、自分が成長できている」と実感したとき、
最もやる気が出る ものです。

具体的な取り組み

・個々の成長を振り返る場をつくる（1on1ミーティング）

・成功事例を社内でシェアし、「あなたの成長が会社を支えている」と伝える

・仕事の評価軸を「売上」だけでなく、「どれだけ成長できたか」にも置く

「もっと売上を伸ばせ！」ではなく、
「あなたの成長が、会社の未来をつくる」と伝えることが重要 です。

③ 「ワクワクする変化」を取り入れる

社員が目を輝かせる会社には、「変化」と「挑戦」があります。
・新しい取り組みにチャレンジできる機会をつくる

・社員のアイデアを積極的に採用する文化をつくる

・「楽しさ」を重視したプロジェクトを推進する

社員が「この会社なら、どんどん成長できる」「ここにいることが楽しい」
と思える環境をつくることが、経営者の役割です。

3、まとめ：「好業績＝成功」ではない。社員の目が輝く組織をつくれ

こんな経営では、社員の目は死んでいく…
・業績が上がれば、社員は満足すると思っている

・「もっと頑張れ」と目標を押し付けるだけ

・ビジョンを語らず、数字ばかりを追いかける
これからの経営者に必要なこと
・「なぜこの仕事をするのか？」を語り続ける

・「社員の成長」を可視化し、評価する

・ワクワクする「変化」と「挑戦」を仕掛ける

業績が良くても、社員の心が離れていたら、
会社の未来は不安定なものになってしまいます。


あなたの会社の社員は、目を輝かせていますか？
経営者自身が変わることで、社員の目も変わる。

今こそ、「人が輝く組織」を目指してみませんか？