【再建築不可】この土地に家が建てられるのか?

浅井知彦

浅井知彦

テーマ:建築士と土地探し

不動産情報をみていると、時々再建築不可という物件が格安で出てくることがあります。

「再建築不可」とはどういう物件なのか、絶対にここに家を建てることは出来ないのか、今回はこれについて書いていきたいと思います。

またちょっと変わった土地を持っている人、そういう土地の購入を考えている人も参考にして頂ければと思います。


「再建築不可」に家は建てられるのか?

再建築不可の物件、そのほとんどが「接道義務」を果たしていない土地ですね。

家を建てる土地は道路に2m以上接していなければならないという大原則があります。

再建築不可

原則として接道義務の満たしていない土地に家を建てることは出来ません。

建築士に聞くしかない

「再建築不可」についての考え方の原則は説明しましたが、それでもいろいろと疑問点をもつ人もいるとおもいます。
たとえば・・・

・狭い路地に通じている土地なんだけどこれは大丈夫なのか?

・私道にだけ接しているんだけどこれは大丈夫なのか?

・道路だと思っていた土地が他人の敷地だった。これは大丈夫か?

・新築が無理なら大規模リフォームしたいんだけど、リフォーム、リノベーションなら大丈夫なのか?

などです。

再建築不可

これらについては非常に複雑な問題で、正直、物件ごとに個別に調べないと結論は出ません。

「その土地に家が建てられるのか」については土地情報に詳しい不動産の専門家、あるいは建築士に個別相談してください。

【おまけ】変形地、傾斜地だけど家は建てられるのか?

こちらは法的な問題ではなく、現実的な問題です。

傾斜地
法的に家を建てることは可能でも、施工費用が通常の2倍以上かかるとか予想していたより小さな家しか建てられないなど「現実的に厳しい」ということもよくあります。

これも実際に土地をみてみないと簡単には回答できない問題ですね。

実際にどんな家が建てられるのか、これについては不動産会社ではなく建築士に個別相談をしてください。

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浅井知彦
専門家

浅井知彦(一級建築士、コンクリート診断士、マンション管理士)

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

素材メーカーで研究してきた技術者としての経験を生かし、鉄筋コンクリート造の住宅を提案。快適な住空間に仕上げるため、デザインありきではなく機能性重視の家づくりを行っています。

浅井知彦プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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