お風呂について(浴室暖房乾燥機/猫足バスタブ/檜風呂など)
今回のテーマはガレージハウスとビルトインについてです。
私は今まで何軒もビルトインガレージのある家を設計しています。
また、今住んでいる自宅にも、ちょっと広めのビルトインガレージがあります。
実際にビルトインガレージのある家に住んでいる人からは「便利」「作って良かった」という感想を聞いていますし、また自分が住んでいても利便性の高さを実感しています。
ガレージガウス、ビルトインガレージは決して高級車を愛でる人たちだけの家ではありません。
使い方次第で生活している人に様々なメリットを与えてくれるものだと思っています。
今回のコラムは、高級車に興味が無い、車を眺める趣味のない人にも読んでで欲しいと思います。
そもそもガレージハウスとは何か?
「ガレージハウスとは何か?」・・・これは明確な定義は無いと思います。
ざっくりしたイメージとしては「住居スペースとガレージを一体的に活用する家」という感じでしょうか。
この写真のように「大事な車やオートバイを保管、メンテナンス出来るスペース」とも言えますし、広い意味ではいわゆる「ビルトインガレージのある家」もガレージハウスと言えるのかもしれません。
それに対して・・・
昔からよくある、写真のような雛壇状の敷地に作られた掘り込み駐車場。
このタイプの駐車場は、ガレージと家が完全に分離しています。
掘り込み駐車場部分と住宅は生活の中で全然別のもので、これは「ガレージハウス」とは言わないと思います。
夏でも暑くない。冬でも寒くない。車が劣化しない。盗難やいたずらも防げる。
一番わかりやすいメリットは、夏でも暑くない。冬でも寒くない。車が劣化しない。でしょうか。
直射日光の当たらないガレージでは、真夏でも車内が暑くなりません。
エアコンもすぐに効きます。
真冬もそれほど寒くないですし、当然霜などの心配もありません。
季節に関係なく、車に乗り込んですぐ乗り出すことが出来ます。
また、直射日光に当たらないガレージ内には、紫外線による劣化を防ぐ効果があります。
車の塗装や樹脂部分の劣化も防げます。
当然ながら雨にあたらないので汚れません。
シャッター付きで外から見えなくしておけば、車両盗難の危険も大幅に下がります。
もちろん、いたずらも防ぐことが出来ます。
子育てに便利
家と直結したガレージは子育てにも便利です。
チャイルドシートに子供を乗せるとき、雨の日などは乗せている人がずぶ濡れになることがありますが、ガレージ内であれば当然そんなこともありません。
子供が二人以上いると車の乗り降りでも気を遣いますが、ガレージ内なら安全です。
子供の乗せる二人乗り自転車も置いておけますし、大きめのベビーカーも置けます。
小さな子供のいる家には、何かと「外で遊ぶ遊具」があることが多いですが、それらも置いておけます。
子育て家庭のビルトインガレージは車を置いておくだけの場所ではなく、何かと使える場所になると思います。
買い物に便利。特に雨の日。
マンションで車を持っている方の中には、買い物をしたときの車から部屋までの荷物の移動を面倒に感じたことがある人がいるかと思います。
特に雨の日などは、一度玄関で人と荷物を下ろしてから車を駐車場に入れて戻ってきて・・・と、なかなか面倒な手順が必要になったりします。
玄関直結のビルトインガレージであれば、当然そんな手間は必要ありません。
週末、車での買い出しをする家庭などではかなり重宝すると思います。
車以外の乗り物も安全に置けます。
オートバイ、自転車など、車以外の乗り物を置くことも出来ます。
ガレージ内なら、盗難やいたずらの危険も少なくなります。
オートバイのメンテナンススペースとしても使えます。
ゴルフ、釣り、キャンプ、ガーデニング・・・アウトドア趣味の人にお勧めします。
広めのインナーガレージであれば、ゴルフ道具や釣り道具、キャンプ用品などを置いておくことが出来ます。
ビルトインガレージ内に収納棚やスチール物置を置いている人もいますね。
ホームセンターでも購入できるスチール物置は便利ですが、見た目を考えると出来れば玄関先には置きたくないという人もいますね。
外から目につかないガレージ内なら見た目を気にすることもありません。
ガーデニングをする人にも、植木鉢や肥料を置いておくスペースとして便利に使って貰っています。
家に直結するビルトインガレージは何かと便利なスペース
ガレージハウスというと高級外車や大型バイクが趣味の人のための設備のように思いますが、広めのビルトインガレージと考えれば、様々な使い方が想像できると思います。
家の中と外の中間的な場所、家の中に直結して使える場所と考えると、ここに挙げた用途の他にも便利な使い方があるかもしれません。
敷地の都合、予算の問題など考えることは様々ありますが、家を建てるときには、是非、検討して貰いたいと思います。