あなたに使いやすいキッチンとは【神戸、芦屋、西宮で建築士と注文住宅を建てる】

浅井知彦

浅井知彦

テーマ:キッチン

あなたにとって本当に使いやすいキッチンとはどんなものでしょう?

いろいろな選択肢がある中で、あなたに相応しいキッチンをどうやって選べばいいのか・・・今回は、キッチンを選ぶためのキーワードを幾つか挙げてみました。


◆料理はしますか?

いきなり変な質問になりますが、どれくらい料理をするのか、どんな料理をするのかは、家庭によって違うと思います。

「揚げ物や焼き肉はしない」とか「仕事が忙しくて時間がないので、凝った料理はしない」という方もいるでしょう。

今時ですから「あまり料理はしない。基本的は買ってきたものを温めるだけ」という家庭もあるかと思います。

そういう場合には、リビングスペースを重視してキッチンのコストを下げる、などの方法も考えられます。

すべての家に、多機能のシステムキッチンが必要である訳ではありません。

コンパクトでデザイン性の高いキッチンが似合う家もあります。

1.5世帯住宅では、0.5世帯側にはシンプルなキッチンが良いかもしれません。

※参考

1.5世帯住宅【その1】

1.5世帯住宅【その2】

キッチンは、自分の生活に合わせて選びましょう。

コンパクトキッチン

写真はクリナップのコンパクトキッチンです。

コンロは二口ありますが、サイズはコンパクトです。

価格もお手頃ですので、2つめのキッチンにおすすめですね。


◆どんな料理をしますか?

パンやお菓子を作るのが好きという方なら、広い作業台が必要でしょう。

中華料理などの炒め物をするなら、火力の強いガスが良いでしょう。

大きな中華鍋を扱えるスペースも必要です。

ミキサーなど、電源を使う調理器具を頻繁に使う方、オーブンを頻繁に使いたい人・・・料理の種類は様々です。

どんな料理を作るのか・・・是非、建築士の方に話しておいてください。

作業台付きキッチン

※写真はトーヨーキッチンのものです。これくらいの広さがあれば、お菓子作りなどでも使えそうです。


◆料理をする人は誰ですか?

一人かもしれません。夫婦二人かもしれません。娘や息子と一緒かもしれません。

パーティーなどで親しい友人が一緒に手伝うかもしれません。

二人で作業するには、それなりのサイズが必要です。

一人が作業していても、その後ろを通れるようにするにはそれなりのスペースが必要です。

どういう使い方をするのか、家を設計するときに教えてください。


◆どんな調理用品を持っていますか?

ホットプレート、オーブン、ミキサー、カセットコンロ・・・関西だと、たこ焼き器かもしれません。

これらのものは、キッチン廻りの「収納」と「電源」に関わってきます。

家を建てる前に、現在持っているキッチン用品、あるいは、これから使いそうなキッチン用品を挙げてみて下さい。

◆料理中、何をしてますか?

お客様がきたとき、お茶を入れながら話をすること。家族との会話を楽しみながら料理を作ること。

・・・料理をしているとき、何をしているでしょう。

案外、一人のときはテレビを見ながら料理を作る、という家も多いかと思います。

料理の時間に何をしているか・・・それに合わせたリビング・ダイニング設計も大切です。

家族の生活パターンを、建築士に話してみてください。

それに合わせたリビングダイニング、キッチンを作ってくれると思います。

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浅井知彦
専門家

浅井知彦(一級建築士、コンクリート診断士、マンション管理士)

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

素材メーカーで研究してきた技術者としての経験を生かし、鉄筋コンクリート造の住宅を提案。快適な住空間に仕上げるため、デザインありきではなく機能性重視の家づくりを行っています。

浅井知彦プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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