シャワールームの設置費用、使い勝手、問題点について
今回は太陽光発電、家庭用燃料電池など、住宅の光熱費を削減する新しい技術について書いてみます。
最近では「スマートハウス」と呼ばれることも多いようです。
要するに、「新しい技術を使って、エネルギーを効率的に利用することを目指した家」のことですね。
「屋根の上に太陽光発電をつけてみたい」「家庭用燃料電池は幾らくらいするんだろう?」
・・・家を新築するとき、こんな検討をしている人も多いかと思います。
そして、多くの人が最も知りたいことは「これらの設備をつけて元が取れるの???」ではないでしょうか?
今回は、最初に結論じみたことを書いてしまいます。
【1】太陽光発電、家庭用燃料電池は大体10年くらいで元が取れるように【機器価格+補助金】が設定されている
【2】ただし住人構成、生活パターンによって、元が取れる年数は変わってくる(個別の住宅事情によっても異なる)
【3】これらの機器設備は10年くらいは保つように設計されている。しかし、実際の耐久データは少ないので、長期間使ったとき、どれくらいのメンテナンス費用がかかるのかは不明。
【4】結論としては、何年で設備投資の元が取れるか、損か得か・・・簡単には判らない。
・・・です。
実際、判らないところが多いのです。
太陽光発電や住宅用発電が本格的に普及しはじめて、まだ数年です。
もちろん、建築士として、これらの新技術について技術的な検討は行っています。
しかしメンテナンス費用、耐用年数、生活パターンの変化、原油・ガス価格、電気料金の変動、補助金の動向など、社会的な要因、個々の家の生活状況など不確定、変動要素が多いので、誰にでも「絶対お得ですよ」とは言い切れないのが現状です。
「スマートハウスは元が取れるかどうか判らない」
これでは導入検討の参考にならないじゃないか!・・・といわれそうですね。
・・・なので、損得勘定以外のことを書いていきます。
まず、太陽光発電、家庭用燃料電池などの導入の判断は、省エネルギーという「社会的意義」の面から考えることも出来ます。
特に家庭用燃料電池などは熱と電気両方のエネルギーを取り出せるので、エネルギー効率が高い方法です。
限りあるエネルギーを効率よく使うという面を考えると、これらの導入は意義のあることだと言えるかもしれません。
そして、これから関西で家を建てる人で、これらの住宅設備の本格的な導入を考えているのでしたら、個人的にオススメしたいのは太陽光発電+天然ガス燃料電池のミックスです。
これは電気と熱エネルギー(温水)の両方を取り出せるため、かなり優れた方式だと思います。
(売電も出来る。温水もとれるため、冬の光熱費削減にも効果的)
ただし、最初の設備投資が高くなる(機器費用で300万円以上?実費負担でも100~250万円くらい??)ので、実際に見積をした上で、充分検討して導入する必要がありますが。
※写真は大阪ガスの家庭用燃料電池「エネファーム」。結構大きいです。太陽光発電の写真も大阪ガスのものです。
太陽光発電で気に留めておいて欲しいのは、その設置場所とメンテナンスについてです。
太陽光発電のパネルは、基本的に屋根の上に載せるものです。
ちょっと破損した、調子が悪い、といって簡単にメンテナンスできるものではありません。
この点が気になるようでしたら、オススメしたいのは、陸屋根(平らになった屋根)です。
普段から屋上に上がれる構造にしておけば、メンテナンスも簡単です。
これだと、雨漏りのリスクも、かなり減らせると思います。
【参考】屋上で遊ぶ家
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/26517/
仕様の決まっているハウスメーカーの家と違い、自分で建てる注文住宅はどんな設備を付けるのも自由に選ぶことが出来ます。
あなたの生活にピッタリの住宅設備はどれか、建築士と一緒に探してみませんか?
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