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シャワールームの設置費用、使い勝手、問題点について

浅井知彦

浅井知彦

テーマ:神戸、芦屋、西宮で家を建てる

今回は、自宅にシャワールームの設置を検討している人に「使い勝手は?」「いくらかかるのか?」「問題点は?」などを書いていきます。

現在、私はシャワールームのある家に住んでいますので、その経験もふまえて「実際はどうなの?」という疑問に答えていきます。


シャワールームのある家、増えてきています

シャワールーム
写真は海外製品、A&Mセラミカのシャワールームです。

家を建てるときにシャワールームを設置すること・・・昔は一般的ではなかったと思います。

しかし今は生活習慣の変化や、家の断熱性、暖房効率が上がって冬でも家の中が暖かいこともあり、冬以外はシャワーだけで済ませる人も増えてきました。

若者向けの賃貸住宅では、最初からお風呂を設置せずシャワールームだけにした部屋もあり、これも結構人気があるそうです。

流石に、家族の住む戸建て住宅で「浴室は無くしてシャワーだけにする」という家は少ないと思います。

しかし、ゲストルームのある1.5世帯住宅や、寝室近くにもう一つ小さなお風呂を作りたいという家などでは、「2つ目のお風呂」としてシャワールームを検討される方も多いようです。

【参考】子育てを応援する、ゲストルームのある1.5世帯住宅

【参考】子育て、介護にも使える1.5世帯住宅

シャワールームのメリット


お風呂ではなく、あえてシャワールームを設置するメリットについてですが、これには以下のようなものがあります。

狭いスペースで設置出来る
シャワーブースのスペースは1m×1.5m程度。寝室の隣やゲストルームの近くなど、空いたスペースに設置出来ます。
(トイレと組みあわせて水回りを計画すれば効率的ですね)

掃除が楽
実際に使ってみると、このメリットも大きいですね。

浴槽にお湯を張るお風呂と違い、湯垢などが付きませんので、通常の掃除は軽く流しておけば充分です。
(ただし、換気扇については、換気量の大きいものを選ぶことをおすすめします)

掃除が楽=いつでも気軽に使えるということで、たとえば、お仕事で帰りが遅くなることが多い人とか、子供が運動部で毎日汗だく、汚れて帰ってくる家などでは、シャワールームがあると便利だと思います。

シャワールーム設置の注意点

次に、シャワールームを設置する上での注意点です。

防水に注意
水を使うのですから、防水は一番大事です。

シャワールームのユニットは、安いものだと通信販売で組み立て式(中国製?)のものから、国産住宅建材メーカーの製品まで、いろいろ揃ってます。

そこから防水性能が高いものを選んで・・・といっても、これは購入し、使ってみないと判らないですよね。

そうすると、大事なのはメンテナンス性でしょうか。

不具合が出たとき、修理を依頼出来るメンテナンス体制があること。

そうなると日本のメーカー製か、しっかりした代理店のある商品が良いと思います。

設置場所に注意
木造住宅でシャワールームの設置場所が2階あるいは3階の場合、漏水したら本当に大変です。

防水処理は念入に行いましょう。

もうひとつ、シャワーの排水の音は下の階に響きます。

シャワールームの下が寝室の場合、音が気になるかもしれません。注意しましょう。

※設置場所に注意するのは、木造住宅の場合のみです。
鉄筋コンクリート、鉄骨住宅(床がデッキプレート)の場合は、あまり気にしなくても大丈夫です。

シャワールーム設置のコスト

実際にシャワールームを設置するのに幾ら掛かるのか、ですが、これはどんな製品を選ぶのかによって金額に幅があります。

インターネットの検索で調べて貰えれば判りますが、シャワールームのユニットは、通販で安いものなら10万円以下で売っています。

これだと設置費用を含めても20万円程度で取り付けられそうです。

しかし、新築で設置するのでしたら、メンテナンス性などを考えて、しっかりした日本のメーカー品がおすすめです。

シャワーブース
写真はTOTOの製品です。

内部が広めの商品ですので、定価は少し高めです。

このあたりだと、給排水管の接続工事などもありますので、全部合わせると数十万円(30~50万円くらい?)の設置費用がかかります。


・・・実は「小さめのユニットバス」と「広めのシャワールーム」の価格差は殆どありません。

従って「ホントはお風呂が欲しいんだけど、コストダウンのためにシャワールームに・・・」という方には、シャワールームはおすすめしません。

シャワールームのメリットは「スペースをとらない」「手軽に使える(掃除も含めて)」ことです。

「ほんとは湯船があった方が良い」という方には、小型のユニットバスをおすすめします。

使えるシャワールームにする方法

最後に「使い勝手の良いシャワールーム」にするポイントを、幾つか書いていきます。

脱衣室を暖かくすれば1年中使える
真冬にバスルームでシャワーだけを使うと、浴室内がなかなか暖まらず、寒い思いをします。

シャワールームのメリットは、内部が狭いのですぐにブース内が暖まることです。

寒い季節にシャワーを浴びるときは、直ぐ暖まる「狭さ」が助かりますね。

あとは脱衣室さえ暖かくできれば、1年中使えるシャワールームになります。

タオルウォーマー
写真はタオルウォーマー兼パネル暖房です。

暖房能力はそんなに高くないと思いますが、タオルウォーマーの方は、冬場には重宝する設備ですね。

こちらも参考にして下さい。
シャワールームのある家【寝室にシャワールームを付けませんか】


全面ガラスの製品は綺麗に保つのが大変
全面ガラスのシャワールーム、圧迫感もなく、デザインも格好いいですね。

全面ガラスのシャワールーム
写真は株式会社エムケークリエーションの製品です。シャワーブース内には、LED照明もついています。

しかし、シャワーを使えばガラスは汚れます。

水滴を拭き取らないと、シミになります。

ホテルなら清掃スタッフがやってくれますが、自宅だとガラスを綺麗に保つためには誰かが毎回拭き掃除をすることになります。

全面ガラスのシャワールームを使う場合は「まめに掃除をする」か「多少の汚れは気にしない」という覚悟が必要ですね。


新築住宅を建てるとき、お風呂にこだわるのも良いですが、手軽に使えるシャワールームも検討してみては如何でしょうか。

「子供のいる家」や「一人一人の生活時間の違う家」などでは、重宝する設備だと思います。

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浅井知彦
専門家

浅井知彦(一級建築士)

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

素材メーカーで研究してきた技術者としての経験を生かし、鉄筋コンクリート造の住宅を提案。快適な住空間に仕上げるため、デザインありきではなく機能性重視の家づくりを行っています。

浅井知彦プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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