高低差のある住宅地、傾斜地に家を建てる方法(傾斜地を購入するとき注意すること)
今回は冬の光熱費を削減しながら、それでも暖かく過ごすための家つくりについてです。
(住宅の作り、暖房方法については、地域差がありますので、ここでは主に関西地方での住宅についてのお話をします)
家の生活空間を暖かくするための考えるべきことは、大きく分けて、
・部屋の熱を逃がさないこと(断熱性能のアップ)
・効率的な暖房方法を選ぶこと(快適性、ランニングコスト)
の2つがあります。
最初に断熱についてです。
前にも書いていますが、部屋の断熱で重視して欲しいのは窓です。
ちゃんと断熱材の入った壁の断熱性能と比較すると、通常のペアガラス断熱サッシ(ハウスメーカーがよく使っているもの)では、約7倍の熱が逃げていきます。
【参考】断熱性能の高い家で寒さ対策【窓ガラス・サッシ】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/24096/
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/24104/
窓廻りの断熱については充分、チェックしてください。
また「内装仕上げを無くしたモダンリビング」「上下方向に広すぎる吹き抜けリビング」「壁一面の全面窓」なども暖房が効かず、光熱費がとんでもない値段になる可能性があります。
【参考】冬を暖かく過ごすために。
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/24173/
広いリビングは魅力的ですが、暖房方法、コストなどは、設計段階で検討しておいてください。
・・・ちなみに、壁の断熱材が弱いのは、論外です。
壁の断熱材は、大まかな目安として、グラスウール系で15cm程度、ボード系で7cm程度はキッチリと入れておくことを推奨します。
建て売り住宅、格安ハウスメーカーの家を検討されている方、このあたりは充分チェックしてください。
次に、効率的な暖房方法について。
関西地区で考えるなら、主な暖房方法は「エアコン」「床暖房」「石油ストーブ・ファンヒーター」「ガスストーブ・ガスファンヒーター」あたりでしょうか。
手軽さ、安全性で考えるなら「エアコン」「床暖房」。
ランニングコストで考えるなら「ストーブ、ファンヒーター」あるいは「床暖房」あたりになるのではないかと思います。
これらのうち、家の新築、大規模リフォームで導入を考えるのでしたら・・・やはり床暖房をおすすめします。
特にリビングなど、部屋の天井が高い場所、長く居る場所には、床暖房が快適かつ経済的ですね。
【参考】「おすすめの床暖房について」こちらを参照してください。
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/23832/
暖房方式で考えておきたいのは、快適であることと共に、ランニングコストが安いことです。
実際、ランニングコストの安い床暖房なら、気軽に長い時間使えます。
タイマーを使えば、冬の朝、早めに部屋を暖めておくことも可能です。
「電気代が気になって、気軽にエアコンを使えない」というような状態では、冬に快適な生活が出来なくなります。
省エネルギーも重要ですが、寒さに震えず、ストレスにならない生活を過ごせる家を目指しましょう。
余談ですが、冬の住宅設備としては、ガス乾燥機もおすすめです。
電気の洗濯乾燥機を使っていて不満のある方、オール電化にせずにガスを引き込むのでしたら、ガス乾燥機も検討してみては如何でしょうか。
【参考】個人的にお勧めする洗濯用品【ガス乾燥機/室内物干し】
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/25104/
もうひとつ余談ですが、暖炉というのもあります。
【参考】暖炉、薪ストーブ・・・実用的じゃなくても欲しくなる。
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/23471/
難易度は上がりますが、冬の夜、揺れる炎を眺めて過ごしてみたい方は御相談ください。
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