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浅井知彦

コンクリート住宅設計のプロ

浅井知彦(あさいともひこ) / 一級建築士

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

コラム

神戸、芦屋、西宮で建築士と注文住宅を建てる(建築士と家を建てる場合の問題点)

2012年10月5日 公開 / 2020年5月13日更新

テーマ:神戸、芦屋、西宮で家を建てる

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 注文住宅土地購入 税金土地購入 ポイント

今回は、注文住宅を建築事務所に依頼する場合、不安に思う点、心配な点などについて書いていきます。

神戸の建築士が建てる家

◆どうやって建築士を探せばいいのか?

前のコラムにも書きましたが、建築士にも得意分野があり、また、施主との相性があると思います。

でも、たくさんある建築事務所から、どうやって最適なパートナーを探せばいいのか。

いろいろな方法がありますが、やはり最初は、インターネットの検索などで探してみるのが良いのではないでしょうか。

建築事務所のホームページには施工した建物の写真が掲載されていますので、デザインのイメージについてはそれで確認出来ると思います。

もう一つ、確実なのは、実際に施工した建物を見せて貰うこと。

写真では判らなかった、具体的なイメージが掴めると思います。

建築士を探す方法として、知人、友人から紹介して貰うというのもあると思います。

これも悪くない方法ですが、この場合の注意点として、「断り難い関係」を作らないことが大切です。

家の設計やデザインには相性があります。

思ったモノと違う、好みに合わない場合は基本設計段階で断ることもあると思います。

このとき、「気に入らないんだけど、折角紹介して貰ったんだから・・・」とならないような関係を作っておくことが大切です。


◆どんな設計になるのかわからない。気に入らない相手だったらどうしよう・・・

建築士の提案する家がどんなプランになるのか・・・気に入らないプランを押しつけられたらどうしよう・・・

また、建築士が気難しい相手だったらどうしよう・・・こういう心配のある方もいると思います。

大抵の事務所は、最初のプランニングまでは無料です。

何度か打ち合わせして、要望を伝えて、最初のプランニング提案を聞いてみて・・・この段階で、相手の建築士がどのような人柄か、どんな考えでどんな提案をしようとしているのか、大体判ると思います。

この段階で、設計を依頼するかどうか、決めても構わないのです。

要望をはっきり伝えてプランを作って貰い、そこから判断して貰えれば良いと思います。


◆家を建てる費用はどれくらい掛かるんだろう?ハウスメーカーより随分高くなるのでは?

一般住宅の場合、設計と施工管理を含めた費用は一般的に施工費の10%くらいです。

※こちらを参考にしてください。
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/24759/

施工費はもちろん、お客様の予算に合わせて設計します。

予算を言って貰えれば、予算に合うように設計を組み立てていきます。

具体的に幾らくらいなのか・・・家に依るので答えるのは難しいのですが、うちの事務所が阪神間で設計を行う場合だと、大体、
  「大手ハウスメーカーより安く、格安ハウスメーカーよりは少し高い」
という線になるかと思います。

もっと具体的に言うなら、うちが得意としている鉄筋コンクリート住宅で、標準的な工事なら坪単価で50~70万円くらい、2~3階建ての住宅で2000~2500万円くらいの施工費です。

※こちらを参考にしてください

鉄筋コンクリートでつくるローコスト住宅
http://mbp-japan.com/hyogo/revontulet/column/26302/

神戸の建築士が建てる家

◆設計事務所に連絡を入れるのは敷居が高い。

そうでもありません。お気軽に相談して貰えればと思います。

最初は、匿名のメールなどでも構いません。家に関する要望を送って頂ければ、答えられる範囲でお答えさせて頂きます。

基本的に、施主は「家を作りたい」人、建築士は「家を作るのが好きな人」ですから、話は合うと思います。
(個人的には、「家を売りたい」ハウスメーカーの営業の人より、「家を作るのが好きな建築士」の方が話が合うと思うんですけど・・・)


◆修繕/メンテナンス/アフターサービスはどうなっている?

どんな家でも、長く住んでいたら不具合が出てくるものです。

もちろん、雨漏りとか構造に不安が出るような不具合は問題外ですが、長年住んでいたら何かしらの問題は出てきます。

基本的に、住宅のメンテナンスは施工会社が責任を持って行います。

しかし、苦情、要望を伝えるのは直接設計した建築事務所に連絡して貰っても構わないと思います。

建築事務所が施工会社に連絡を入れ、一緒に不具合を修正します。

現在、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、新築住宅には10年の保証が義務づけられています。
(引き渡しから10年間、構造や雨漏りなどの重要な不具合には施工会社が責任を持って対応する)

また「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」により、たとえ施工会社が倒産しても、保証が継続されるようになりました。

これらの法律が整備されたことにより、以前より安心して住宅が建てられる環境になったと思います。


 ◇ ◇ ◇


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   ◇ ◇ ◇

家を作るときに考えて欲しいことについて、こちらのページに纏めてみました。

テーマ別コラムのまとめ【ペット/寒さ対策/子育て/地震に強い鉄筋コンクリート住宅など】

興味のある分野があれば、是非、目を通して下さい。

この記事を書いたプロ

浅井知彦

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浅井知彦(レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所)

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