高低差のある住宅地、傾斜地に家を建てる方法(傾斜地を購入するとき注意すること)
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家を建てる会社を決める前段階、必ず通る手順として「見積の作成依頼」があります。
今回は、その見積の作成を依頼するところから建築会社を決定するまでの手順、要領、アドバイスを書いていきます。
まず、見積の作成については、複数の会社にお願いするようにしましょう。
最低でも2社、最初の概要見積の段階なら3~4社をピックアップしても良いかもしれません。
その場合、きちんと比較できるように建築予定の住宅の条件は揃えておきます。
見積書の書式は、会社によって異なりますので、なかなか読み下しが難しい部分もありますが、幾つかの見積書に目を通していくうちに慣れるかと思います。
そして、見積の内容を確認した後、有望な建築会社を1~2社に絞り、詳細な見積を出して貰います。
ここでは工事内容に含まれるもの、含まれないものをチェックします。
建築会社によって工事代金に含まれるものが違うことがありますので、良く確認しておいてください。
また、値引きなどの条件も、この段階で提示されると思います。
建築工事の内容が決まって、値段が折り合ったら、工事業者決定です。
工事代金の交渉は苦手という人も多いかもしれませんが、落ち着いて、じっくりと交渉して下さい。
・・・以上の流れの中で、気をつけることを書いておきます。
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「複数の業者から見積をとると、後で断るのが大変。苦手。」という人もいるかと思います。
そういうときは、建築士など、専門家の第三者を間に挟んで交渉するようにしてください。
内容もチェックして貰えるし、断るのもその人が話をしてくれると思います。
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工事費の中に何が含まれるのかについては、見積段階できっちり押さえておくことが大切です。
門や塀などの外構工事費や、空調機器、カーテンレール、照明器具など、何処までが含まれるのかを確認してください。
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見積から契約までに聞いておきたいのは内容として「想定外の事態への対応」があります。
たとえば「地盤が軟弱で基礎の工事費が予定より高くなった」など、見積予算を上回る事態が起きる可能性について、どれくらい想定しているかです。
ここの見積が甘い業者だと、着工後に施工費が膨らむ可能性があるので要注意です。
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最終的な見積を貰うときには、支払い方法についても確認しておいて下さい。
着工時、上棟時、完成時など、節目に分割して支払うパターンが多いかと思いますが、その金額や具体的な時期などを確認してください。
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住宅ローンを利用する場合、建設会社から金融機関に口利きして貰える場合があります。
その方がスムーズに融資手続きできる場合もありますので、聞いておいて損のない情報だと思います。



