可能性を広げる家。

浅井知彦

浅井知彦

テーマ:住宅

家をつくる目的の一つに、やりたいことの可能性を広げることがあると思います。


私自身、長年アパート、マンションと引っ越しを繰り返した上で、自分の家を建てました。

この家に引っ越す前に住んでいたマンションは、床暖房や浴室乾燥機など設備も充実、陽当たりも悪くない。部屋で過ごすだけなら結構快適でした。


でも、それだけでは足りないのです。

収納スペースに限りがあるので、本などはある程度溜まったら処分する。オートバイが欲しいと思ったけど屋外駐輪場の状況を考えると、安心して購入できない。ガーデニングがやりたくても、せいぜい小さなプランターぐらいしか置けない。

ゴルフをする人、自転車趣味の人、サーフィンをする人なんかも置き場所に困っていた筈。

もちろんホームシアターやピアノなどを使いたい人も、苦労していたと思います。


みんなに快適な住環境を提供するためのマンション生活でも、そこからはみ出した趣味まではフォローしてくれません。

今住んでいる家のためにやりたいことをあきらめなければいけない生活、そういうのは寂しいことだと思います。



家をつくるということは「自分の生活スペースを創ること」です。

そこにある空間はあなた自身のもの。

趣味、やりたいこと、将来の夢・・・そういうものをあきらめずに済む、そういう家をつくって下さい。


屋上菜園
屋上菜園での収穫風景。

土地が狭くても、設計の工夫次第で野菜作りも楽しめるようになります。

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浅井知彦
専門家

浅井知彦(一級建築士、コンクリート診断士、マンション管理士)

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

素材メーカーで研究してきた技術者としての経験を生かし、鉄筋コンクリート造の住宅を提案。快適な住空間に仕上げるため、デザインありきではなく機能性重視の家づくりを行っています。

浅井知彦プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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