ライフスタイル

浅井知彦

浅井知彦

テーマ:住宅

家をつくる前に、自分のライフスタイルを把握しておくことが重要だと思います。


家をつくるお手伝いをしていて思うのは、意外と自分の生活パターンを客観的にみることが難しいということです。

自分が、家族がやりたいこと、そしてやれること、必要なこと・・・これらをきっちり把握している人が少ない。

家を新しくして環境を変えれば、それにあわせた生活が出来ると思っている人が多いようですが、実際には、人は変えられるモノと変えられないモノがあり、実は変えられないモノの方が多かったりします。


インテリア雑誌をみると素敵なリビング、重厚な書棚、格好いいソファなどが並んでいますが、横になってくつろぐのが好きな人なら、きっちりとしたソファよりルーズなクッションの方が良いかもしれない。

立派な書棚より気軽なマガジンラックの方が、使い勝手が良くなるかもしれません。


リビングの主な利用者は住んでいる人であり、見た目のため、たまにしかこないお客のためにくつろげないソファなら置く必要はありません。


もちろん自分のライフスタイルに合わせる、といっても、散らかし放題で良い、という訳ではありません。

日常の使い勝手が良く、使ったモノがスッキリと納まるスペース、工夫次第でそういうものが作れるはずです。


まず、自分や家族のくつろぎのスタイル、ライフスタイルを把握し、そこから家作りをすすめていってほしいと思います。

リビング

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浅井知彦
専門家

浅井知彦(一級建築士、コンクリート診断士、マンション管理士)

レヴォントリ株式会社 一級建築士事務所

素材メーカーで研究してきた技術者としての経験を生かし、鉄筋コンクリート造の住宅を提案。快適な住空間に仕上げるため、デザインありきではなく機能性重視の家づくりを行っています。

浅井知彦プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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