知らないとか分からないのは恥ずかしいことではありません
自分のプレーが上手いプロと、教えるのが上手いプロ。
貴方ならどちらに教わりたいですか?
今回は架空のティーチングプロ2人を設定してお話ししましょう。
Aプロは、アンダーパーもしょっちゅう出るし下部トーナメントにも出場することもある腕前です。
Bプロは平均スコアは70代半ばから後半。トーナメントには縁がありません。
Aプロの教え方は、生徒さんのクラブを持って『ここに上げて!』とか、『こういう風にヘッドを入れて!』といった感覚的な教え方です。
もちろん『こんなふうに打つんだよ!』と打ってみせる球は素晴らしいです。
Bプロの教え方は、『ここに上げるためには、この構えが必要です。その理由は、これこれの動きは、この形からしかできないからです』といった理論派です。
デモショットを打つ時も、たまにとんでもないミスをして『ごめんごめん!』と苦笑いしたりもします。
Aプロは、生徒さんが教えた通りにできないと、『なんでできないかなぁ!』と言ったり、『何度も教えてるじゃない!』と言ったりします。
Bプロは、生徒さんが上手くできなくても決してため息をついたり、嫌な素振りを見せることはありません。
またBプロは、『できないから習いに来ているんでしょ?もしできるのなら、わざわざお金を払って習いに来ませんよね?だったら、できないことを恥ずかしがらないでください』とも言います。
Aプロは『こうやらないといけない』と、自分の理想のスウィングを持ち、そのスウィングを生徒さんに当てはめようとします。
たとえば下半身リードでないといけないと『左腰を切って!』と言いますし、後ろから腰をつかんで『こう廻すんです!』とやったりもします。
Bプロは『体格や性格に個人差があるように、スウィングにも個人差があっていい』と、型にはめようとするのではなく、大元は守りつつも個別のスウィングを構築しようとします。
だから、生徒さんができなくても決して怒りませんし舌打ちなんかしません。
Aプロのラウンドレッスンは、凄い球の連続で生徒さんから『やっぱりAプロは凄いですね!』と言われます。
自分のスコアもバンバン出して、生徒さんのスコアは『まぁ結果だから』と気にしません。
Bプロのラウンドレッスンは、ミスもします。しかしミスをした時に、『どうリカバリーするのか?』を説明し『ミスは誰でもします。ミスをしないことを目指すのではなく、ミスした時にいかにリカバリーするのか?を考えましょう』という廻り方です。
だからスコアも大したことはなく、生徒さんから凄いですねと言われるのは、アプローチ等だけです。
その代わり生徒さんの方ばかり見ているので、生徒さんは『ためになるわぁ!』と言います。
さて、皆さんはどちらのタイプのプロに習いたいと思われるでしょうか?
今回両極端な設定をしましたが、大きく分けるとこの2タイプかな?と思います。
どちらのプロがいい悪いではなく、自分に合ったタイプの先生につくのが大事ですよ。
ちなみに私は典型的なBプロタイプです(笑)
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