スウェイが抑えられれば、飛距離も方向性も上がります

深田洋史

深田洋史

テーマ:ラウンドレッスン

スウィングの進化 スウェイを直したいMさんの場合
前回もご登場いただいたMさんです。
左腰のスウェイを直すべく2週間のレッスンと練習を経て、さらに進化した姿を見せてくれました。
では解説していきましょう。

1では左腕が地面と平行のときに、コックがほぼ90度です。
また赤い線のところまで、綺麗にウェイトが載っています。
2では右腰が右斜め上方向に切れ上がり(黄色い矢印)伸び上がるのではなく、しっかり回転できているのが分かります。
3では、やや上がりすぎていますが、右腰と右ひざにまだ余裕があるので、これは誤差の範囲といっていいでしょう。

4はクラブがしっかり縦方向に振り下ろされる準備ができています。
それは黄色い矢印で示したように、手の動きより下半身の始動の方が早いことで確かめられますね。
5では2であった右斜め上への切り上げに対するミラー(逆の動き)で、左斜め上に切り上げる動きが見えます。
これによって以前のスウェイを抑え、回転力が上がって飛距離が伸びています。
6の白枠の部分をご覧頂けば、スウェイが収まっているのでしっかりタメができているのが分かると思います。
赤い線で示したように、、左腰は逃げているもののここでピタッと止まっています。

7では、やはり少しウェイトが左に逃げていますが、まだタメは保たれたままです。
8では、5で切り上げてきた腰が活きています。左腰はスウェイを抑えつつ、右腰が前に出てきて(回転して)きています。
この動きなら、パワーが充分ヘッドに伝わりますね。
だから9ではインパクトの瞬間に左腕が綺麗に伸び、右ひじにはまだ余裕があるのです。

10の黄色い線をご覧ください。
スウィングセンター(喉の下、鎖骨と鎖骨の中間あたり)と、グリップエンドが一直線になっています。
クラブの動きと体の動きが一致しているのが良く分かりますね?
11では、以前は斜めに傾いていた軸が赤い線の上に載っています。
体重移動が上手くできるようになった証でしょう。
12は慣性だけで体が廻っています。
全てはスウェイが収まってきたから、治ってきたのです。
Oさんの回でも申し上げましたが、Mさんも対処療法ではなく根本治療を望まれました。
この2ヶ月の間に治ったような感じを受けられるかもしれませんが、実際にはキャリアが長い分、癖を直すのには1年を要しました。
その間Mさんは、悪い時も諦めず、腐らず一生懸命努力されました。
その結果、今こうやって飛距離・方向性ともにアップしたスウィングを手に入れることに成功されたのです。
この日のスコアは、前半は雨で重く締まったバンカーにてこずり、やや叩いてしまいましたが、後半はその苦手なバンカーショットも克服され、満足されるスコアで上がることができました。

皆さんも、自分のエラーを根本的に直したいと思われましたら、是非オーシャンゴルフアカデミーをお訪ねください。
まずはお気軽に無料体験レッスンにお越しくださいね。

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深田洋史
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深田洋史(スポーツインストラクター)

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