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スウィングの進化と変化

2016年12月19日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:ラウンドレッスン

コラムカテゴリ:スクール・習い事

今回は3人の方のラウンドレッスンでした。
お二人は、夏に撮った写真との比較で。
もう1人の方は、初めてのラウンドレッスンでしたのでいつも通りスウィングの解説をしていきたいと思います。

まずはFさんです。
AとBを比べていきます。

1では、トップでの右への乗り方がAの方が深いのがわかります。
2は切り返しからのダウンスウィングですが、やはりAの方がしっかり腰が回転して動いていっています。Bも動いているように見えますが、回転が遅く、スウェイ気味になっています。
3を見ると、Aではグリップエンドが体のセンターを指しているのに比べ、Bでは手が体の外側に流れてしまっています。
なので4ではAよりBの方が手が高く上がってしまっており、Bではすくい打ちになっていたことがわかります。

この日Fさんは気温のせいか、体の動きがあまり良くなかったです。
おそらく寒さがスウィング=体の動きに影響を与えたのだと思います。

次にSさんですが、C(夏)よりD(今回)の方が良くなっています。

1ではCの方がよく体が廻っているように見えますが、実は右腰が逃げているのです。Dの方がしっかり捻転を受け止めています。
だから2では、Cはシャフトが上に上がっているのに対してDでは回転軸に対して動いています。ヘッドの位置を比べてみれば一目瞭然ですね?
3では左に回転していこうという動きに差が出ています。
Cでは状態から突っ込もうとしているのに対して、Dでは左腰から動きが始まっています。
4でその差は歴然と現れます。
同じカメラで撮っていますから、タイミングは変わらないはずなのに、Cではインパクト時に起きるしなりが出てしまっているのに対して、Dではまだためのあるダウンスウィングの途中です。
同じように5では体重が左に乗らずに振っているのに対して、Dではまだまだとはいえ、グリップエンドが体の中心をさして振れています。
6は同じように見えるかもしれませんが、左足の開き方や浮き上がり方にかなりの差があります。
またフィニッシュでのシャフトの向きも大きく違いますね?
Cではグリップが肩の下にありますが、Dではやや上にあります。
Sさんのスコアはあまり良くありませんでしたが、スウィングは、着実にステップアップしています。

最後はNさんです。
Nさんは非常関節が柔らかく、体もよく動きます。

しかしながら逆にそれがあだとなってしまっています。
1の時点ですでに右ひじが体の軸から離れていってしまっており、逆くの字になっています。
だから2ではヘッドが軸に対して開店するのではなく、地球(重力)に対して上に上がってしまっているのです。
3ではシャフトが地面と平行になり、いいトップのように見えますが、軸に対する回転でこの位置に来ているわけではなく、手で持ち上げてしまっているのです。だから体の軸が左に突っ込んでしまうのですね。
4では完全に状態が突っ込んでしまっています。回転しながら下りてくるのではなく、垂直方向に下りてきているため、大ダフリとなってしまいました。
5では伸び上がり、6では振り切れていないことが良く見て取れます。

Nさんは体が柔らかいということがもろ刃の剣になっています。
しかしこの柔軟性というのは大変大きな強みです。
今後は柔軟性を活かして、軟らかく回転するスウィングを作っていけば、もっと飛距離も伸び、楽しくゴルフができるようになるでしょう。

皆さんもご自分のスウィングを解析してみませんか?
きっと新しいゴルフライフが拓けますよ(笑)

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

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