価値観のズレを防ぐための婚活戦略

兵庫県三ノ宮・神戸の結婚相談所マリッジマネジメントセンター　仲人自念（じねん）です。

最近の婚活現状として、結婚したとしても、男性の3割、女性の2割が「価値観の不一致」を理由に離婚される方が多い世情になっています。

はじめに

近年、婚活市場は活発化し、多くの男女が結婚に向けた出会いを求めています。しかしながら、結婚したとしても、男性の3割、女性の2割が「価値観の不一致」を理由に離婚しているというデータがあります。これは現代において、結婚生活の継続が難しくなっていることを示しています。最も離婚率が高い婚姻期間は1～5年未満といわれています。本コラムでは、婚活における価値観の不一致の実態と、それを回避するための方法について詳しく解説します。回避することで婚活戦略が見えてくるでしょう。

1. 現代の婚活市場の特徴

1-1. 出会いの多様化

婚活アプリ、結婚相談所、婚活パーティーなど、結婚相手を探す手段が増えています。そのため、多くの人が手軽に出会いを求めることができるようになりました。しかし、選択肢が増えた分、「本当に自分に合う相手」を見極める難しさも増しています。

1-2. 結婚への意識の変化

かつては「結婚して当然」とされていた時代がありましたが、現代では結婚は必須ではなく「選択肢の一つ」となっています。そのため、結婚に求めるものが個々で異なり、パートナーとの価値観のすり合わせがより重要になっています。

2. 価値観の不一致が離婚の原因となる理由

2-1. 価値観の違いとは何か？

価値観の違いとは、人生における優先順位や考え方の違いを指します。例えば、以下のような点がよく問題となります。

・お金の使い方（貯金重視か、浪費するか）

・仕事と家庭のバランス（共働きか、専業主婦／専業主夫か）

・親との関係（親と同居するか、独立するか）

・子育ての方針（教育方針やしつけの考え方）

2-2. 価値観の違いが生じる理由

価値観の違いが生じるのは、育った環境や過去の経験が異なるためです。例えば、厳格な家庭で育った人と自由な家庭で育った人では、物事の捉え方が大きく異なります。

3. 価値観の不一致を回避する方法

3-1. 婚活の段階で価値観を確認する

結婚を前提とした交際においては、価値観のすり合わせが極めて重要です。ではどの様にして、価値観のすり合わせができるでしょうか？以下のような具体的な質問を通じて、相手の考えを確認することが有効です。

・「貯金についてどのように考えていますか？」

・「共働きについてどう考えていますか？」

・「休日の過ごし方はどのようにしたいですか？」

3-2. 妥協できるポイントとできないポイントを明確にする

すべての価値観が一致する相手を見つけるのは難しいです。そこで、ご自身の中で譲れないポイントと妥協できるポイントを明確にすることで、ストレスがあまりなく、無理のないお相手探しが可能となります。

3-3. 結婚後のコミュニケーションを大切にする

結婚は人生のスタート地点でもあります。そこで終わりではありません。結婚後も価値観のズレが生じる可能性があるため、定期的にお互いの気持ちを話し合う機会を作ることは大事です。例えば、月に一度「夫婦ミーティング」を設けることで、お互いの考えを共有し、早期に問題を解決できます。食事に行く、旅行するなど、いつもと違った環境に身を置くことで、隠れていた本音がでてくるものです。環境が変わるといつもは言えないことが、言葉になったります。真のコミュニケーションを心がけてください。

4. 婚活戦略として婚活サービスの活用方法

4-1. 仲人型の結婚相談所の利用

結婚相談所では、価値観の合う相手を紹介してもらえるため、ミスマッチを減らすことができます。仲人の勘とか経験値によるご紹介をとよく言われますが、それがまさしくこういう紹介へとつながる訳です。

4-2. 価値観診断を活用する

婚活アプリや相談所の中には、価値観診断を行い、相性の良い相手を紹介するサービスもあります。これを活用することで、より自分に合った相手と出会う可能性が高まります。
当会においても、性格分析を行い一番ピッタリくるお相手の性格についてもご案内することができます。案外自分自身のことは、自分が一番わからないものなのです。

まとめ

価値観の不一致は、結婚生活において大きな問題となることが多いですが、婚活の段階で相手の価値観を確認すること。そのためのコミュニケーションを特に大切にすることで、実際には回避することが可能です。
婚活を成功させるためには、自分の価値観を理解し、相手との相性を見極めること、これは幸せな結婚生活へとつながるが重要なポイントとなります。