コロナ禍で婚活サービスでの出会いが急増。その実態とそのサービスの上手な活用方法について
神戸で婚活をサポートしている婚活カウンセラーの自念真千子(じねんまちこ)です
恋愛の先に結婚がある時代だった1980年代
アフターコロナは恋愛しないで結婚する時代へ向かうのではないかと言われています。
従来から出会う場というものは、昭和の時のように合コンやパーティー、友人の紹介・知人の紹介などというものが減少しつつありましたが、このコロナ感染症の蔓延に伴い、人との接触を控えるということが今、日常になっています。
実際、今、交際をしているカップルたちも、手をつなぐことも一声かけて声かけて。
そんな風です。
そんな中で、女性が「自分軸」で結婚相手を選ぶようになると、これまでの「恋愛至上主義」も終わりを迎えるかもしれません。1980年代以降からお見合い結婚より恋愛結婚が増加しました。
1980年代といえば、日本が高度成長期を迎えバブル期を迎えていく時期です。
今の60歳代以上の方々の舞台だと思います。
その世代の方々、それ以降は「恋愛の先に結婚」がある時代が続きました。
私が結婚相談所を始めた20年前の頃に、ある一人の男性の発言が象徴的でした。
「結婚ありきの出会いは窮屈」
そうなのです。
あのときは、出会いがあって恋愛してうまくいけば結婚!だったのです。
アフターコロナでかわる結婚する人と恋愛する時代へ
昭和のおじさん達が「恋愛の先に結婚」があると豪語していたことが、今、コロナと共に、変容しようとしています。
それは、もはや「結婚したい人と恋愛する」時代となってきたのです。
しかしながら、「結婚したい人と恋愛をして」と時代は変化を遂げていますが、
結婚話を進める時の「ご両家のご挨拶」など結婚にまつわる行事は、昔と全く変わってはいません。
せいぜい、「紅白の垂れ幕のトラック」(昔、荷入れと呼んでいましたが)がなくなった程度ではないでしょうか。
両家顔あわせは、実はとても大事な行事
結婚をしようと恋愛をして、二人の気持ちが決まって婚姻届をだして、結婚生活。
なんてことには、日本ではなりません。
それは、日本における結婚が、家と家とのつながりであることの証明かもしれません。
内輪話でいうと、
今の時代でも、親御さまが出会って、どうも双方しっくりとした関係をつくることができずに
破談になるカップルはある!一定程度の割合で存在しています。
それが起きてしまう「ご両家お顔合わせ」なのです。
では、そもそもご両家お顔合わせとは、どういうことでしょうか?
ご両家お顔合わせとは、「顔合わせ食事会」を意味します。婚約をしたカップルが家族同士を引き合わせ、両家の親睦を深める食事の場を指します。
料亭やレストラン、ホテルなどで食事を楽しむスタイルが多く、基本的には司会などは置かず、本人たちで進行します。
ここで、昔は「仲人」が仕切っていましたが、現在は両家で執り行なわれることが多いです。
昔は、“結婚することを約束する儀式”として「結納」を行っていましたが、最近は、結納は行わず「顔合わせ食事会」のみを行うカップルが多いです。
「顔合わせ食事会」も、必ず行うべき行事ではないのですが、これは当人同士で決めるものではなく、「やるか、やらないか」は、両親の考えやしきたりなどを考慮しながら進めていきます。
「顔合わせ食事会」の準備!当日までにやることリスト
「顔合わせ食事会」を行うことが決まったら、日程や場所、当日のプログラムなどを決めていきます。最近は、ホテルで行なうカップルも多くなっています。
「顔合わせ食事会」の準備!当日までにやることリスト
【1】日程決定
関西では、大安など日の良い日を選定して双方のご両家が都合の良い日にします
【2】場所決定
ホテルの料亭などを活用する人が多く、お店側でも火を使う鍋物は避けて紅白など寿の食事などを使って食事を準備してくれるところが多い
【3】料理内容の決定(予算やコース)
だいたい11時~スタートして14時あたりまでに終了するように準備をする
【4】支払いの方法を決定
結納をする場合は、お食事会は男性側が持ち、結納の食事は女性側が負担するのが「通常」
結納がない場合は、折半をすることが最近は多い
【5】プログラムの決定
初めましてのこともあるので、紹介を当人たちがそれぞれに行う。
その後、食事をしながら歓談となる。
このときに、結婚する当人たちは、今後のスケジュールなどを発表する場にしておくと今後が進めやすい。
【6】手土産や服装の準備
手土産は、「初めまして、よろしくお願いいたします」の意味を込めて菓子折や昆布などをそれぞれに持参することが多い。金額は3000~5000円程度。双方、あらかじめ相談して近い金額にするよう結婚する当人同士であらかじめ相談をしておく方が無難です。また、その熨しは、「松葉」を使用することが関西では多い。
これは地方によって違うので、事前に打ち合わせをしておく必要がある。
服装に関しては、両家ともに、男性はスーツ、女性はワンピースなど正装に近いものが良い。場所によっては振り袖などを着用していくところもあるので、事前打ち合わせは必要である。
両家顔合わせ食事会はいつ行うのが正しいのか?
「顔合わせ食事会」は、プロポーズが終わり、両家の両親にそれぞれに結婚の許しをもらった後、婚約期間中に行うのが一般的。ご両親のそれぞれの挨拶を済ませた後、1ヶ月~3ヶ月以内を目安に日程調整を行いましょう。
また、両家の顔合わせが終わるまでは、入籍はできる限り控えること。
ホテルなど結婚式を挙げる会場で、「顔合わせ食事会」プランを用意しているところもあります。
しかし、「顔合わせ食事会」より前に「結婚式の準備」を進めて良いかは、ご両親の意向を聞いてからが無難です。
遅くとも結婚式の3~6ヶ月前までには顔合わせを済ませるように調整をしましょう。
【jijico コラム】
眞子さまの結婚問題から考える「子どもの結婚相手とその両親との
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上記のように、結婚を決めるとはただ「出会う」だけではありません。その後の両家の調整も必要でこの部分に関しては実はとても大事であり、繊細に進めて行く必要があるところです。両家顔合わせで、破談になることのないように慎重に進めたいものです。
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