五月人形(鎧・兜) シリーズコラム ~ まとめ ~
私がこの仕事に就き始めた時、自分自身で「分からなかった言葉」、「疑問に思ったこと」「なるほどなるほどっ」と思ったことを振り返りながら載せていきます♪
今回は前回の鎧のデザインに続き、兜のデザインです♪
↑こちらが昔ながらのデザインとなっています。鍬形の間の龍を「龍頭(りゅうず)」といいます。
最近ではシルバータイプも増えてきていますが、昔ながらのデザインは、「金色」に「龍頭(りゅうず)」が定番でした。「昔ながらってことは、今は人気がないの?」と良く聞かれます。そんな事はございません(笑)。今でも根強く人気があります。しかし実際のところ、昔に比べ兜のデザインが豊富になったため、好みが分散化(多様化)になってきています。日本人がどんどんオシャレになっている。私はそう思おいます(笑)
こちらは日本を代表する職人さん「平安武久」さんの兜です。
昔ながらのデザインは「龍頭」が付いている、とご案内させて頂いてのですが。こちらは龍頭が付いておりません。実は鍬形受(くわがたうけ)部分に施されている金具、「龍」です。
↑アップです。
龍頭ではなく、龍の金具の装飾です。デザインに変化をもたらせながら進化してます。まさに「温故知新」ですね。さすがは武久さんです♪
↑画像では見ずらいですが、鍬形が龍を透かしたタイプとなっています。
吹き返し部分にも龍の装飾が施されております。かっこいいですね。
↑こちらは過去のコラムでもご案内させて頂いた絢爛豪華な兜となっています。やはり鍬形、吹き返しに龍です。色も賑やかな金です。お客様の中には「賑やか過ぎる」と言う方と、「お祝いのものやから、これくらい賑やかなほうがええ」と言う方がいます。お互い全く逆の意見ですね(笑)。いろんな意見、いろんな見方、いろんな捉え方、日々お客様から学ばして頂いておりますm(__)m
追伸、店内にはこの他にも素敵な作品たちが勢揃いしております♪
五月人形のい・ろ・は♪① 兜の名称
五月人形のい・ろ・は♪② 鎧のデザイン
五月人形のい・ろ・は♪③ 兜のデザイン 龍 黄金 編
五月人形のい・ろ・は♪④ 兜のデザイン シルバー編
五月人形のい・ろ・は♪⑤ 兜のデザイン 武将編
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