【家賃改定】初めての方

【家賃改定】初めての方はこちら 家賃10万円は「ひどい」。じゃあ2万円はどう思うか

■ 結論
家賃問題は「誰が悪いか」ではなく、
**新規賃料(相場)からどれだけズレているか**で判断すべきです。

難しい話ではありません。
シンプルに整理すると見えてきます。

そして、そのズレを放置すると
次の問題を生みます。

---

■ なぜそうなるか(構造)

現在、家賃6万円で住んでいる物件があります。
新規賃料(相場)も同じく6万円です。

ある日、オーナーが外国人に変わり、

「来月から家賃を10万円にします」

と言われたらどう思うでしょうか。

多くの人は
「ひどい」
と感じるはずです。

これは自然な反応です。

---

■ 具体例

新規賃料(相場)6万円の物件

① 現在家賃6万円
→ 適正

② 10万円に値上げ
→ 新規賃料(相場)より4万円高い
→ 「ひどい」と感じる

ここまではわかりやすい話です。

では次です。

同じく新規賃料(相場)6万円の物件に
現在家賃2万円で住んでいる人がいる。

③ 現在家賃2万円
→ 新規賃料(相場)より4万円安い

この場合はどうでしょうか。

・ラッキー
・安く住めてよかった
・そのままでいい

こう感じる人が多いはずです。

---

■ 損益・影響

家賃2万円のまま10年続いた場合

差額4万円 × 12か月 × 10年
=480万円

本来得られるはずだった収益が失われます。

この状態が続くと

・修繕が後回しになる
・管理が弱くなる
・収益が合わなくなる

そして最終的に

**売却される可能性が高まります。**

---

■ 本質

ここにあるのは

・入居者保護
・金持ちは我慢しろ

という感情です。

この2つが重なると
**安すぎる家賃が放置されやすい**

しかしその結果

・オーナーは疲弊する
・国内オーナーは撤退する
・投資目線の強いオーナーに変わる

そして

**一気に是正される**

つまり

外国人オーナーが突然厳しくなったように見えても、
その前に
安すぎる家賃の放置があった可能性があります。

---

■ まとめ(短期 vs 長期)

短期では
安い家賃は得に見えます。

しかし長期では
その歪みが積み上がります。

・物件の質が落ちる
・オーナーが変わる
・急な値上げが起きる

つまり

**安さを守った結果、安さが消える**

---

■ 最後に

外国人オーナーの値上げだけを見ると
「ひどい」と感じるかもしれません。

しかし本当に見るべきなのは
国籍でも感情でもなく、
**新規賃料(相場)とのズレ**です。

では実際に

・どこまで上がるのか
・ルールはあるのか
・現実はどう決まるのか

ここが一番気になるところだと思います。

家賃改定は
感情ではなく

・調停
・裁判
・実務運用

の中で決まっていきます。

実例、実務は以下をご覧ください。

---

【関連コラム】

157 【不動産投資】家賃改定のルールはなぜ広まらないのか?AIでも言えない実務の話(動画10分)
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5218740/

154 【家賃改定】家賃値上げはいくらまでOK?判断基準は“新規賃料”(動画12分)
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5218778/

144 【家賃値上げ】「家賃値上げを拒否されたら?“裁判でお願いします”と言われた実例」(動画15分)
https://mbp-japan.com/hyogo/fp-takeshita/column/5217247/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

竹下昌成
専門家

竹下昌成(ファイナンシャル・プランナー)

竹下FP事務所

制度より、現実。数字より、人生。私は「儲かる話」や「正解の答え」を売るFPではありません。失敗しないための判断基準を、一緒につくるFPです。

竹下昌成プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

【家賃改定】初めての方一覧に戻る

プロのおすすめするコラム

プロのインタビューを読む

不動産投資の経験豊富なお金のプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神戸
  3. 兵庫のお金・保険
  4. 兵庫の不動産投資
  5. 竹下昌成
  6. 【家賃改定】初めての方一覧
  7. 【家賃改定】初めての方はこちら 家賃10万円は「ひどい」。じゃあ2万円はどう思うか

竹下昌成プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼