162【家賃改定】完全拒否、ゼロ回答、無視は有効か?結論「長期的には損」 動画11分
■ 結論
家賃問題は「誰が悪いか」ではなく、
**新規賃料(相場)からどれだけズレているか**で判断すべきです。
難しい話ではありません。
シンプルに整理すると見えてきます。
そして、そのズレを放置すると
次の問題を生みます。
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■ なぜそうなるか(構造)
現在、家賃6万円で住んでいる物件があります。
新規賃料(相場)も同じく6万円です。
ある日、オーナーが外国人に変わり、
「来月から家賃を10万円にします」
と言われたらどう思うでしょうか。
多くの人は
「ひどい」
と感じるはずです。
これは自然な反応です。
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■ 具体例
新規賃料(相場)6万円の物件
① 現在家賃6万円
→ 適正
② 10万円に値上げ
→ 新規賃料(相場)より4万円高い
→ 「ひどい」と感じる
ここまではわかりやすい話です。
では次です。
同じく新規賃料(相場)6万円の物件に
現在家賃2万円で住んでいる人がいる。
③ 現在家賃2万円
→ 新規賃料(相場)より4万円安い
この場合はどうでしょうか。
・ラッキー
・安く住めてよかった
・そのままでいい
こう感じる人が多いはずです。
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■ 損益・影響
家賃2万円のまま10年続いた場合
差額4万円 × 12か月 × 10年
=480万円
本来得られるはずだった収益が失われます。
この状態が続くと
・修繕が後回しになる
・管理が弱くなる
・収益が合わなくなる
そして最終的に
**売却される可能性が高まります。**
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■ 本質
ここにあるのは
・入居者保護
・金持ちは我慢しろ
という感情です。
この2つが重なると
**安すぎる家賃が放置されやすい**
しかしその結果
・オーナーは疲弊する
・国内オーナーは撤退する
・投資目線の強いオーナーに変わる
そして
**一気に是正される**
つまり
外国人オーナーが突然厳しくなったように見えても、
その前に
安すぎる家賃の放置があった可能性があります。
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■ まとめ(短期 vs 長期)
短期では
安い家賃は得に見えます。
しかし長期では
その歪みが積み上がります。
・物件の質が落ちる
・オーナーが変わる
・急な値上げが起きる
つまり
**安さを守った結果、安さが消える**
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■ 最後に
外国人オーナーの値上げだけを見ると
「ひどい」と感じるかもしれません。
しかし本当に見るべきなのは
国籍でも感情でもなく、
**新規賃料(相場)とのズレ**です。
では実際に
・どこまで上がるのか
・ルールはあるのか
・現実はどう決まるのか
ここが一番気になるところだと思います。
家賃改定は
感情ではなく
・調停
・裁判
・実務運用
の中で決まっていきます。
実例、実務は以下をご覧ください。
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