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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

新築マンションに初めての杉の置き床生活と杉の木壁工事

2018年3月11日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 床断熱 無垢

コラムカテゴリ:住宅・建物


【杉の木壁】

今年の冬は寒かったせいか、内窓や杉の置き床生活のご依頼が多く、久しぶりの投稿です。
今年の寒さは異常で、ひどい結露が日中も続くほど寒い期間もありました。
結露を放置すると内装材の劣化が加速されて家計に響くだけでなく、カビやダニの温床となるため健康にもよくありません。


【置き床生活の杉は、特一等材です】

今回のご依頼は新築マンションを買われたお客様です。まだご入居されていません。
新築マンションでなぜ、リフォームをしなくてはならないのかと疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、理由は3つありました。
①お客様が天然木をとても好きであったということ。
②マンションのコンクリートの床や壁がよく冷えることをご存じだったということ。
③室内の湿度調整には無垢材が適していることをご存じだったということ。


【下地合板】

界壁はコンクリートで直接クロスを貼っていたので、木壁は合板で下地を作ってから1枚ずつとめていきました。
中古マンションにはよくある天井付近の小梁がなかったので、縦貼にしても途中で段差がつきません。
工事や材料に無駄がない、天井が高く感じる、杉の置き床生活の貼り方向と区別したかったことが縦貼の選択理由です。
お客様がお住いになられてからは、自分でフックや絵画を掛けることができます。
下地をあわせると20㎜強の厚みがあるので、少々重いものでもビスが効きます。


【既存建具との相性もぴったり、扉の下をカットしています】

杉の置き床生活のメリットは下記の通りです。
①今あるフロアを剥がさす、そのまま敷き詰めるので家具移動が最小限で済む。
②床に接着剤や釘ビスを使わず、幅木でおさえるだけなので、いつでもはずせる。
③杉のステキな香りが人体を副交感神経優位に導き、早くリラックスモードに移行できる。
④組み込んだ遮熱シートが床の冷えを止める、しかも透湿性があるので結露が発生しない。
⑤杉には保温性があるので、室内の暖かさや涼しさをキープする。
⑥天然木の調湿力は半永久的で、梅雨時などでも足元はいつもさらさらです。
⑦杉の香りはダニの行動(繁殖行為)抑制効果が実証されている。
⑧総厚さは20㎜弱なので、扉の下をカットするだけで済む。
⑨米ぬか原料の安全安心の無垢専用ワックスを塗っています。
⑩無垢材は樹齢の2倍の耐久性があるといわれているので、ほとんど一生ものです。


【クローゼット折れ戸の敷居レールもこのようにかさ上げします】


【段差のできるところは個別にスロープ敷居をつけます】

今月末にご家族皆様が引越しされますが、他の部屋も追加工事をお願いするかもしれないと嬉しい言葉を頂いております。
マンションだから仕方がないと諦めていたことを天然木で解決することが、森林浴生活の使命です。

こんなマンションリフォームに興味のある方はこちら→http://forestreform.co.jp/

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