木製二重窓の特許取得、置き床生活の特許出願
【ショールーム入口のスギ木壁に塗装】
杉や桧の無垢材商品を発売し始めて5年目になりますが、大半がその生成りの美しさ、手触り、独特の天然の香りを支持していただいています。しかしながら、ここへきてカラーバージョンを求められる機会が昨年あたりから多くなってきました。
過去に2度ほどカラーバージョンの木製内窓を納めさせて頂いたことがありますが、塗料の選択や塗り方、複数の見本作成など本当に神経をすり減らした記憶があります。
モデルルームにカラーバージョンがなかったので、予め見て頂けなかったからです。
木片の見本ごときではイメージはわかないのです。
【ショールーム入口のスギ天井に塗装】
今回、オープン5年目にして事務所をショールームに改装するにあたり、2種類のカラーバージョンを実際に見て頂けるスペースを作っています。
① 杉無垢の壁天井に茶色系の塗装。
② 杉の積層板の窓枠とカウンターに黒色系の塗装。
無垢板に塗装をして期待通りの色合いを出すというのは実はかなりの検証が必要です。
同じ塗料でも、塗る木によって色が微妙に変わるんですよ。とくにクリアの場合。
同時に日の良く当たる窓枠やカウンターに塗装する場合、紫外線による塗装の劣化防止を考える必要があります。
同じやるならと、紫外線対策だけでなく、遮熱・日射対策を兼ねて、窓ガラスに高透明遮熱ガラスを貼りました。
【下が塗料を塗ったままの杉板、上がすぐに塗料を拭きとった杉板】
杉に塗ってすぐに拭きとった状態を良しとしました。ベタ塗では木目が見えなくなります。
ここに来るまでに何社かの見本帳、色んな検討をしています。
① 表面に塗膜をつくる塗料は、木が調湿できなくなるのでダメ。
② 溶剤の入ったものは化学物質が過剰に出るのでダメ、自然塗料系に限る。
③ うまく浸みこむような杉と相性の良い塗料でないとダメ。
【杉の積層板で窓枠とカウンターを作って、黒色系にしてみました】
【左が杉の積層板に塗ったまま、右が同じくすぐに拭きとった色です】
艶消しの薄い黒は、私が何とか商品化したいと思っていた色です。
カウンターは照明不足でかなり黒く写っていますが、実際にはとても良い感じです。
木の表面は塗料を吸い込みやすい部分とそうでもないところがあります。
その濃淡が見た目を決めるのです。国産杉の積層板です。
それにこのメーカーの塗装臭は悪くありません。古い洋館の匂いがほのかにする感じです。
マンションには色んなインテリアカラーがあります。インテリアカラーとは、フローリングの色、サッシの色、ドアや窓枠の色です。
今お住いのカラーをもとに木質化するのか?
全く別のカラーにして木質化するのか?
これでお客さまの選択肢は、かなり増えたと思います。
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