住み継がれてゆくマンションリフォームを目指して!
【杉のカウンター付オープンキッチン】
2011年12月に横尾4団地(神戸市須磨区横尾7丁目)を購入した実弟宅のリフォームをしたときの写真です。
ちょっとしたお店みたいでしょ?
元々の間取りでは無理だったので、DK9帖と6帖和室の壁を取り払いました。
3LDKが2LDKになっただけでこの解放感です。
【杉の積層板と桐でつくりました】
最近でこそ、ホルムアルデヒドの悪臭が漂う流し台は見なくなりましたが、平成14年当時、東灘区で買った当時築28年のマンションは、ネズミでも死んでいるかのようなひどい臭いでした。
接着剤と合板と湿気が混ざって悪臭になったのだと思います。
翌年の平成15年7月から★★★★建材が義務付けられましたが、実際には24時間換気の条件付きです。
ですから、木っちん製作当時は信用できなかったのです。
解体した東灘のマンションのキッチンは売り主さんが10年前にリフォームしたものでしたが、劣化がひどくて…安物を入れたんでしょうね。
【外側は杉の積層板、食卓は足も含めて杉製です】
大きなお金を投入するのだから、なるべく将来の負担が多くないようにしてくれという実弟の要望を受けてスタートした全面リフォームでした。
キッチンの躯体は3つに分けてつくりました。
エレベーター無しの5階が現場だったので、運搬可能なサイズにする必要もありました。
床は桧の床板で仕上げています。杉よりも固く、その美しさは女王様級です。
ベテランの木材関係者は「床材はヒノキだ」と。
でも、実弟は先にサンヴェール須磨妙法寺の杉の暖かさを知っていたので、寝室は杉の床材にしました。
【全て引き出し仕様にしました】
今のメーカーキッチンンも大半が引き出しですね。収納効率はやはりよいと思います。
ポイントは引き出しの中は、全て桐だということです。
軽さ、湿度調整力、匂いは少ないの3拍子揃った板材です。金具もサイレントレール仕様にしています。
① 軽いから、少々物をいれても引き出しが歪まない。
② 調湿力が半永久的(樹齢の2倍)に続くので、杉や桐の躯体が傷まない、変形しない。
③ 匂いが少ないのは収納物にはよいことです。
【レンジフードも店舗のような(中古居宅には少ない)豪華仕様です】
杉の積層板というのは工場で作られています。
20㎜厚製品は国産木を使っています。
30㎜厚製品は中国産の木になります。
木っちんは、もちろん20㎜国産木の積層板で作っています。
強度面で木の厚みは20㎜で十分なのですが、それよりも中国産の杉は臭いがきついと言う情報もありましたので、使いませんでした。本棚など長期荷重の重い物で、かつ臭いのこもらないものに使っています。
キッチン流し台はメーカーの工夫には勝てないと思っていましたが、最近はそうは思いません。
① レンジフードは時代の新製品を採用すればよいです。
② コンロ、水栓は消耗品ですから交換すればよい。
③ 排水口やシンクはこまめなクリーニングを心掛ければ済みます。
いずれも、大した金額ではありません。
肝心なのは、流し台の躯体の耐久性です。木なら扉のデザイン変更も簡単にできますしね。
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