築140年超の古民家改修、古さに合わせて板材を選ぶ
【外壁に利用された「なぐり」の木壁】
2008年、マンションの木壁デザインを模索していた時、京都の先斗町界隈の店舗デザインはとても刺激的でした。
長年、大手住宅メーカーで営業をしていても、このようなデザインは見たことがなく、こんな手の込んだ木壁の発見は、まるで外国文化に接したような驚きでした。「なぐり」と呼ぶことを知ったのは、ずいぶん後のことでした。
【別の飲食店に採用されていた「なぐり」】
「なぐり」というのは、壁板にある道具を使って断続的に削ってできるデザインをいいます
。凹凸感が出るため、とても個性的かつ陰影のある味が特徴です。
京都の先斗町ではこれ以外にも、外壁や内装に無垢板や竹、しっくいなどがふんだんに使われています。
どちらかと言えば、和食屋さんが多いのですが、こんな雰囲気のお店で食べる夕食は極上の満足感があります。
【なぐり板と普通の板を組み合わせました】
月見山でうちの相方と共通の知人が、コーヒー豆ショップを開店しました。
その時に壁面デザインで採用されたのがなぐり…でした。樹種は杉の無垢板です。
今はコーヒー豆の臭いに負けて杉の香りはしませんが、落ち着きがありながらも個性的だと常連さんには殊の外評判がいいのです。
【ねこ足の古い木製ソファとも違和感がありません】
無垢材などの自然素材を室内に持ち込むと言うと、お客様から「洋風? それとも和風?」と聞かれますがいずれも、外観が共通のマンションには当てはまりません。
そうですね、「日本風」とうのが僕にはしっくりきます。皆さんはどうでしょう?
マンションのリビングダイニングの壁や8帖あれば和室壁に採用するのもよいと思います。
【店内の階段の所のてづくり手すりと一体です】
この写真をみると、マンションや戸建の玄関にも似合うように思いませんか?
なぐりは正面から見ても木目はシッカリ見えます。普通の木壁は横から見ると見映えが落ちますが、このような「なぐり」にするとその凹凸感や陰影はとても存在感を発揮します。
天然木、いわゆる無垢板は普通の内装材よりも、うまく言えませんが迫力というか存在感があります。
なぐりのように凹凸が多くなるとその存在感はぐっと増します。
周りの家具デザインや広さに合わせてそのデザインを調整する必要があると思いますね。
なぐりの木壁、普通よりは少し高くなりますが検討なさってみませんか?
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