築140年超の古民家改修、古さに合わせて板材を選ぶ
癒しや安らぎを、自然界にある1/fゆらぎの法則で説明されることが多くなりました。
人はどんな時、どんなものに心地よさを感じるのか。
川のせせらぎ、吹き抜ける風、木目の手触りなど、「快」と感じるものは全て「ゆらいで」いるという理論です。
脳機能研究所所長 武者利光氏の著書「人が快・不快を感じる理由」からご紹介します。
【節が少なく、厚さと幅の異なる板目の杉板を壁に張りました。須磨区妙法寺 K様邸】
人は外へ出ると自然をあるがままに受け入れて満喫しようとしますが、室内や自分の限られた空間では、何事にも規則性を重んじる傾向にあると思いませんか?
部屋を仕切る・片づけるにはじまり、作業のルールを自分で決めたりもします。これは当たり前のことで、自分の生活のリズムに合わせるとそうなって当然です。
でも、あまりきちんとやりすぎると何か窮屈さを感じることがあります。
片付いていない雑然とした部屋の方が落ち着くという経験をされた方も多いと思います。
人は、部屋をきちんとしつつ、リラックできるというのが理想なのです。
【節のある幅広の杉板を横張りにしました。須磨区横尾 Y様邸】
マンション生活で一番長く過ごすのは、やはりリビングダイニングですね。わいわいしゃべったり、音楽を聴く、テレビを見る、食事をする大切な場所です。ですから、色んなものが集中する場所でもあります。この大切な空間をきちんと整理整頓しつつ、インテリアグレードも上げつつ、リラックスするには、1/fの法則を知っていると助かるのです。
【ある雑誌の写真です。これは寝室ですが…】
「人工物ではないもの」や曲線を部屋の中に持ち込むのがよい方法です。
板の木目は人の指紋と一緒で、どれひとつとっても同じものがありません。自然界には直線はないのです。
当社では、壁面を収納場所に活用するということも含めてリビングダイニングの一部の壁に板を貼ることをおススメしています。マンションの壁は、コンクリートか、石膏ボードです。
コンクリートは振動ドリルで穴を開けないとものが掛けられません。石膏ボードには重量物が掛けられません。
【サンヴェール須磨妙法寺モデルルーム。須磨区妙法寺】
どうですか? インテリアとしてもなかなかのものでしょう?
帽子や絵を掛けるのに、ビスや釘で簡単に取り付けられるのが最大のメリットです。
ピクチャーハンギングシステムでは、どうしても無機的な金属という部分が目に入るので僕はあまり好きではありません。
それに、木壁には以下のような効果もあります。
① 杉の木の香りが、副交感神経優位に導くので疲労回復などのリッラクス効果。
② 杉の持つ自然の調湿力で、夏のベタベタ感の解消、体感温度を下げる効果。
③ 視覚的に自然な木目は、まさに1/fゆらぎの法則に他なりません。
マンションでは一石?鳥にもなるこの杉の木壁、皆さんも一度考えてみませんか?
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実際にモデルルームで確かめたい方はこちら⇒9/5以降、須磨区妙法寺で再オープン
一部木壁(杉の腰板)をご覧になりたい方はこちら⇒http://modelroom.forestreform.co.jp/