住み継がれてゆくマンションリフォームを目指して!
先日のコラムで、杉の箱、金属の箱、コンクリートの箱でマウスの生存率を調べた実験のお話をしました。
コンクリート箱ではべとべとの湿気で、ほとんどのマウスが死んだという事実です。
静岡大学 家畜飼料科 水野先生グループの実験です。
育ったマウスの生存率では…?
① 杉の箱 85.1%
② 鉄の箱 41.0%
③ コンクリートの箱 6.9% 130匹中、9匹。恐ろしい事実ですね。
でも、私たちが住むマンションでは、床がコンクリート打ちっ放しなんてことはあり得ないなあと思っていたら、それを検証する実験が同じ静岡大学農学部林産学の丸山先生のグループで行われていました。
【塗装合板(マンション用)の施工現場】
同じサイズのコンクリート箱の内側(ゆか)に材質の異なる内張りをして、それぞれの箱でネズミを飼育したのです。
① 杉製の箱(以前の実験と同じ)
② コンクリートむき出しの箱(同上)
③ 無塗装合板
④ 塗装合板
⑤ クッションフロア(塩ビ製)
※③、④及び⑤の断熱性はほぼ同じものを使用。吸湿性の異なるものとして用意された。
【クッションフロアの施工風景】
まず、巣作りをしたか、しなかったか?
① 木製および無塗装合板は全てのマウスが巣作りを行った。
② コンクリート製、塗装合板床、クッションフロア床の箱では巣作りを行わないマウスが見られた。
塗装合板のマウスは、塗装が完全に乾いてから巣作りをした。
マウスの妊娠確認から出産までの日数は…?
① 木製箱が一番速い!
木製→無塗装合板→塗装合板→クッションフロア→コンクリートの順
② 親マウスの体重増割合は…?
同上
………(中略)………
【樹齢の2倍の期間、調湿効果の衰えないマンション専用「杉の置き床生活」】
結果は…?
① コンクリート箱の内張りの効果はその材質により異なり、無塗装合板ではほとんど木製に近いものとなった。
② 塗装合板、クッションフロアがさほどよい効果を示さなかったのは、その保温性と床材の調湿性がマウスの繁殖・成長に影響した。
塗装の有無が結果の分かれ目でした。
先の水野先生の実験で付け加えると…母マウスは?
① コンクリート・金属箱の母マウスは子育てをせず、弱った子マウスを食い殺した。
② 木の箱の母マウスは子育てをした。
同…子マウスは?
① 木の箱で育った子マウスは、大人しく体重測定させた。
② 鉄・コンクリート箱の子マウスは、暴れてなかなか体重測定できなかった。
自分のしっぽをやたらと噛み切るストレス行動(10日間)は…?
① 木の箱 80回
② 鉄の箱 230回
③ コンクリートの箱 290回
【寝室に施工した杉の置き床生活】
マウスと人は違いますが、敢えて重ねてみました(極端で、ごめんなさい)。
塗装合板(普通のフローリング)を使っているマンションでは…?
① 親は、家庭放棄する。
② なかなか子供ができない。
③ ストレスで切れる親。
④ ストレスで暴れる子供。
なんか、昨今の悲惨な事件を表しているようで怖くなりました。
普通のマンション用フローリングは、塗装無しでは使用できない安物です。
天然木でマンションを改装することは、生物学的にも正しいような気がしてきました。
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