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リビングダイニングに杉の置き床生活工事をしていただいたお客様から、「台所から水が漏れている」と一報が入りました。
流し台や配管は24年前(1991年5月新築)のままで、どうも給湯管が老朽化してやぶれたようでした。
【杉の置き床生活工事が仕上がった当時の写真】
杉の置き床生活工事をさせて頂く前、床はカーペットでした。水漏れした時、漏水個所がなかなか発見できなかったこともありますが、対面型の流し台下から漏れた水が、台所(クッションフロア)だけでなく、ダイニング側にも広範囲に広がったのはカーペットのせいもあったのかもしれません。
【あちこちに水の染み跡が目視できました】
杉の置き床生活は、表層が15㎜の杉の無垢板、真ん中が4㎜の合板、一番下が0.9㎜の遮熱シートになっています。
遮熱シートにも水漏れの跡がくっきりと残っていました。
古い合板は、水を含むとたちまち膨らんで変形しますが、今回は杉の置き床生活工事をしてさほど間がなかったのであまり変形はみられませんでした。
【カーペットがぐっしょり濡れて、遮熱シートにもその跡が…】
あっという間に、濡れた杉の置き床生活を取り除くことができました。家具の移動時間も含めて、約2時間で剥がしと点検が終わりました。当然ですが、大きな音やゴミは出ません。このコラムで何度もお話している通り、既存床にそのまま置いて連結してるだけなので、幅木をはずせば簡単に剥がすことができます。
【新しく用意する杉の置き床生活は最低必要限度の枚数で済みました】
漏水事故による濡れた箇所の補償は、普通の火災保険の範疇です。見積書について保険会社からヒアリングがありましたが、杉の置き床生活が小型(約900×約450弱)の為、正味濡れた範囲のみの交換になるので無駄のない見積書だと評価を頂きました。
2mにもなる板を使うと相当広範囲にやり替えをしなければならず、またその分、家具の移動も面倒です。
【新しい杉の置き床生活の施工風景です】
カーペットの濡れたのはすぐに乾くのですが、コンクリート床に染みこんだ水分を抜くために2週間ほどそのままにしておいてもらいました。十分に乾いたのを確認してからの方が安心です。
再施工は、大工さん一人で清掃片付け完了まで6時間半で済みました。
まさしく置くだけの本領発揮と、お客様からも喜んで頂きました。
今回、床工事をするときは、水のトラブルを想定しておく重要性を改めて認識させられました。
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