築140年超の古民家改修、古さに合わせて板材を選ぶ
マンションの現在のフローリングやカーペットを剥がさずに、そのまま上に置いてゆく杉の置き床生活(商標登録済)をグレーシィ須磨アルテピアⅢ番街で施工させて頂きました。
当マンションの分譲当初の床仕様は、リビングダイニング・廊下はLL-45等級フローリング、洋室はカーペット、トイレ・洗面所・キッチンはクッションフロアになっていました。
トイレ・洗面所・キッチンなどの非居室には床遮音規定は適用されませんが、それ以外の居室は階下に配慮する必要があります。
【既存カーペットの上に施工中の杉の置き床生活】
このカーペットは途中で貼り替えたものです。下に敷き込んであるフェルトが新しいのでクッションがよく効いています。
分譲当初のままならもっとぺしゃんこになっています。壁際にもともとグリッパーがありましたので、タンスなどを置いても杉の置き床生活と幅木には隙間は出来ません。
【くさびを打ち込んで置き床を詰めていきます】
雇いで連結した置き床が動かないように一枚ずつ、木で叩きながら寄せていきますが、更に壁際で動かないようにくさびを打ち込みます。この後、くさびの上をカットして幅木を取り付けることになります。
【クロスの貼り終わった杉の置き床生活の洋室】
置き床生活は約20mm既存床よりもあがりますので、クローゼットの折れ戸とドアの下をカットしています。
建具を造りかえる必要はありませんので経済的です。
最近はクロスを貼り替えるときはこのようなポイント貼りをオススメしています。
ひとつの柄よりも楽しくなります。最近のクロス柄はとてもよいモノが増えていますので。
【廊下に施工した杉の置き床生活】
板を並べる向きはお客様に決めていただきますが、今回は一般的に長手方向に施工しました。
廊下とLDはもともとのフローリング上に施工しています。
フローリング下のクッションが経年劣化していますので、カーペット上に施工した時よりは足元はシッカリ感があります。
杉の木目はナチュラルカラーなので以前よりも廊下が明るくなったと喜ばれています。
【玄関側から見た廊下】
玄関框には少し濃いめの木を使いました。マンションは玄関の段差が少ないので、靴を脱ぐラインをはっきりさせました。
現状の框を採寸して新たに古材をL型に加工して取り付けました。
ポイントで使う場所にはよい古材があるととてもラッキーです。
マンションで杉の置き床生活を利用すると下記のような効果があります。
① 杉の保温性は暖房器具や差し込む陽射しで温められた空気を取り込むので、足元が常にほんのり暖かい状態を保ちます。スリッパ不要の生活になります。
② 杉の吸放湿性が季節ごとに室内の湿度コントロールをしてくれます。特に夏や梅雨時のサラサラ感は最高です。
③ 杉の香り成分が人の体を副交感神経優位に導きます。血圧や心拍数、脳血流動態を低下させることが実験で明らかになっています。お客様からはよく眠れるようになったという評判をたくさん聞いています。
こんな自然素材を商品化したマンションリフォームに興味のある方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php
実際にモデルルームで確かめたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html
こんな高断熱改装をしたリノベーションマンションを購入したい方はこちら⇒lhttp://forestreform.co.jp/mansion/