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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

マンション洋室を 無垢材で高断熱仕様にリフォーム!

2014年1月18日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 木製二重窓

コラムカテゴリ:住宅・建物


【西向き大開口洋室6帖 施工前】

アルテピアⅡ番街の南西角部屋に住んでおられるKT様より、ばりばり働いているお嬢さんのお部屋の暑さ寒さ対策を考えてほしいと依頼がありました。
お部屋は西向きで高速道路にも面していることもあって、下記の課題が浮かび上がりました。
① 掃出し窓+FIX窓の3連窓でガラス面積が多いので、夏は西日が厳しく、冬は寒い。
② 冬には石油ファンヒーターを使うので結露が激しい。エアコンでは効かないようです。
③ 夏の夜、帰宅後に窓を開けると高速道路の音が気になる。
④ 高速道路の対面にある高校からの学生の視線が気になる。


【栂と桧でつくった3連窓の木製枠】

まず、一番熱の出入りが大きいガラス面対策で下記の仕様にしました。
A) 複層(ペア)ガラスを採用。中層階なので冬の断熱と結露のことだけを考えれば単板5mmでも大丈夫ですが、夏の西日対策を考えると複層ガラスの方が効果大です。
B) 既存サッシとのガラス間隔が十分な当社のオリジナル木製内窓は既存サッシのアルミ部分の結露対策にも有効です。複層ガラスで軽減される結露は当然ガラス部分のみです。
C) ガラス間隔の十分な二重サッシと複層ガラスで閉めた時の防音効果は絶大です。



【鴨居(上)と敷居(下)は桧、方立(縦枠)は栂でおさめました】

桧と栂の木目はとてもよく似ているので素人目にはほとんどわかりません。
栂は内地材(国産)がすでに流通していませんので外国産材になります。
今回のように窓が3連となると鴨居と敷居の寸法が2mを優に超えます。
栂だと途中で継がなくてはならなくなるので桧で一本モノにしました。


【壁よりも前にふいてくる方立(縦枠)】

インナー網戸(既存サッシと木製サッシの間に取り付ける当社オリジナルの網戸)と2枚の木製建具がきますので、その厚み分、室内側にすこし出てきます。
アルテピアⅡ番街はまだサッシが老朽化していないので大丈夫ですが、木の枠と木のサッシを通して見る景色は素敵な風景画を見ているような気がしますよ。


【杉の置き床】

今回はカーペットの上に置いていきました。当社の杉床は既存のフローリングやカーペットを剥がさずに施工できるのが特徴です。接着剤や釘・ビスは使いません。最後に幅木を壁に止めて押さえます。
置き床同士は連結しているので浮き上がることもありません。
クローゼットの中まで貼りこみました。
冬は足元が暖かく、夏はさらさらの足ざわりです。ほのかな杉の香りが快適な睡眠もいざないます。

本日、建具屋さんが採寸に来てくれましたので、後日、3枚の木製サッシを取りつけて完了です。
オーク調の洋室ドア・クローゼット扉にはダイノックシート、壁天井のクロスの貼り替えもする予定ですので仕上がりがとても楽しみです。

冬、木製二重サッシと杉の置き床で室温があがると、わずかな温度を上げる為だけに暖房を使えばよいので抜群の省エネ効果です。しかも無垢材は経年美化する商品なので一度取りつければ一生モノです。
機械頼みはいずれ交換の時期がきますから、究極のスマートハウスといえますね。

こんなマンションリフォームに興味のある方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php

実際にモデルルームで確かめたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

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