御簾戸でマンションを町屋カフェに!

髙岡恭平

髙岡恭平

テーマ:マンション アンティーク家具



【グリーンテラス前の円卓はなかなかのセンスです】

リビングに隣り合わせの和室6帖、マンションではよくある間取りです。
ベランダガーデニングが大好きなM様ご夫婦にアルテピアモデルルームの御簾戸を見て頂いたことがきっかけで、和室とリビングをもっとオープンな感じに変更したいというご相談を受けました。

そこでおススメしたのが御簾戸です。
たまたま、4枚同じものが揃ったので早速見て頂いたのですが、一目で気に入って頂きました。



【築100年の古民家からでた繊細な御簾戸です】

もともと引き分け戸だった両側の壁を解体して4枚の御簾戸を入れました。
空間の広がり感を高めるために上部に欄間を設け、同じ古民家から出た小障子4枚を組み合わせました。
これはご主人様のアイデアです。ファインプレーでした。

古建具に合わせて枠を作る造作は実はなかなか大変な仕事です。
コンクリート床の凹凸、古建具のゆがみや寸法の微調整と加工が揃って、ようやく普通に開閉できるようになるのです。



【施工前の和室側からの写真です】

向かって左側の壁が、室内から外への景色の邪魔をしていて奥様は、入居以来(中古で購入されました)、何かよい対策はないかと考えておられたのです。



【どうですか? いい感じでしょう?】

御簾戸の葦が細くて繊細なので、閉めていても向こう側が透ける感じが最高なのです。
板戸やふすまなら閉めてしまえば、空間は狭くなりますが、この向こう側に透過する感じは御簾戸以外では考えられません。



【ブラウンサッシとも全く違和感がありません】

マンションは洋風だから、和のモノは全く合わないと決めつけている方が少なくありません。
後は、クロスやふすま紙を大胆にコーディネートして仕上げです。出来上がりがとても楽しみです。
杉や桧などの無垢材や古建具は、不思議にどんな洋風空間にも溶け込みます。
リフォーム直後でも、まるで以前からあったように思えてくるのです。

それに驚くのが、100年経っていても木の香りはほんのりとするのです。
ほこりをかぶった御簾戸、最初は「亀の子たわし」で水洗いします。
そのあと、濡れた布で丁寧に桟の汚れをふき取るのですが、乾く時にしっかり木の香りがします。

こんな無垢材と古建具を使ったマンションリフォームに興味のある方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php

実際にモデルルームで確かめたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html

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髙岡恭平
専門家

髙岡恭平(福祉住環境コーディネーター)

森林浴生活株式会社

暑くない・寒くない・湿気ない...おまけに結露やカビもない。外気温に左右されない健康と家計に優しい断熱リフォームが得意。スギやヒノキ等の天然木は断熱・調湿効果に優れ、住まいの温湿度を快適に保ちます。

髙岡恭平プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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