築140年超の古民家改修、古さに合わせて板材を選ぶ
2/23(土)~3/3(日)まで開催したプレ案内会に多くのご来場を頂き、ありがとうございました。
土日4日間は終日、平日5日間は午後のみでしたが、9日間の総来場86組・アンケート記名70組の大盛況となりました。私が考える以上に、マンションに住む皆様の悩みは様々で深刻でした。
その内容は、結露とカビ、クローゼットの使い勝手、キッチン・洗面所・浴室の交換、壁紙や床材の貼り替え、和室の畳数変更など多岐に渡りました。
【グレーシィ須磨アルテピアⅢ番街1期棟 新モデルルームのキッチン】
和室の入口を御簾戸(約80年前の古民家から出た障子です)に変えたのは、年配者よりも若い方に高評価でした。懐かしさよりも斬新さの方が優るのでしょうか?
流し台の扉は上下で変えてみました。上の天袋部分は、杉の積層板に塗装。下は杉の無垢材で扉を作りました。木目を考えてデザインしているところがポイントです。
【同上 リビング】
左側に見えるのは、特許出願した木製二重サッシです。
今回は栂で製作しましたが、お客さま方には洋間にも合うと好評です。
結露を止め、防音効果を高める効果がベースですが、それよりも室内インテリア感性が上がるのが、奥様方には好評でした。
【同上 ダイニング】
奥には作りかけの杉無垢のカウンターがあります。電話やFAX等の他に、ちょっとしたモノを置くのに便利です。マンションにはこのような棚がほとんどありませんが、これから収納強化のため下を本棚として改良をする予定です。
【同上 和室の3枚引き蔵戸】
和室3枚ふすま、3枚天袋を150年前の古民家から出た蔵戸に改造しました。
前面の壁と敷居・鴨居・方立てをやりかえて、蔵戸の高さに合わせました。
【同上 蔵戸を片方に寄せた写真です】
実はプチ蔵の中には2本の大きなタンスを入れる予定です。
この和室が最終的には私の寝室になるので、6畳が狭くなる以上に、地震で倒れる可能性のあるものを近くには置きたくありません。
このように押入れの入口と中を改造すると、4人家族(夫婦+子供2人)の場合、子供さんそれぞれに部屋を与えられますし、夫婦の寝室が確保できるので悪くないと思います。
既製のメーカー品ではなく、大工さんと手づくりの建具屋さんで施工するので、費用も安く抑えられます。
押入れの引き戸の高さは、手持ちのタンスの高さを考慮して作れば問題ありませんね。
当社ではこのような部分的なプチ改造を得意としています。こんなマンションリフォームに興味のある方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php
実際にモデルルームをご覧になりたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html