業界は「窓断熱」、でも生活者は「結露」がいやなのです!
アルテピアの新モデルルームの漆喰塗りが終わり、内装工事もあと僅かになりました。
まだ、木製二重サッシは取り付けられていないのですが、今冬もっとも厳しいこの寒さの中、窓サッシ廻りの温度が気になって、赤外線サーモグラフィで調べてみました。
【クレセントの写真です】
窓のカギになるクレセントですが、形からもわかるようにアルテピアのそれは長いのです。
クレセントのアームの表面温度は7℃です。青いのは窓ガラス、黄色いのはアルミサッシ、赤いのはクレセントのフックの部分です。
【赤いL型は着色した木製(栂)窓枠です】
木枠の表面温度は11.5℃です。クレセントのアームと近いのに4.5℃も違いますね。
無垢材の熱伝導率の低さが際立っています。
【外側のアルミサッシの中心温度です】
室内側なのに1.5℃。栂の木枠とほぼ接しているのに10℃も温度差があります。
金属の中でも熱伝導率の高いアルミサッシと、もっとも低い無垢材の素材性質の差が表れています。
【ガラスの表面温度です】
4.6℃はアルミサッシの1.5℃より、3.5℃も高いのです。ガラスよりもアルミの方が冷えやすい、温まりやすいというのがよくわかります。
【窓下の壁の温度です】
窓下の黄色は、ベニヤ板の上に着色した栂の無垢材を腰板として貼った部分です。
10℃ありますが、横に一本青くなっているのは、壁と床(コンクリートにカーペット貼り)の境目です。
壁と床の継ぎ目は、何もしなければ温度は低いのです。
もちろん、工事中なので暖房は入れていない状態の室内温度です。
一口に窓際が寒いといわれますが、少し自然素材を使って手を入れるだけで、室内温度は一変するのがよくわかります。
仕上げは、木製二重サッシの取付けです。熱伝導率の低い木製二重サッシが木枠内に入ることで、アルミサッシやガラスから奪われていた温度にストップをかけます。
結果、結露を止め、暖房効率が上がり、更に防音効果も向上します。
もちろん、室内からの眺めも一変します。
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