築140年超の古民家改修、古さに合わせて板材を選ぶ
【洞光寺(篠山市)の見事な紅葉、11/16撮影】
鮮やかな洞光寺の紅葉を目の当たりにして、以前から、無垢材で建てた戸建の写真を見るにつけ、疑問に思っていたことを急に思い出しました。
杉や桧、パイン材の木肌の色と漆喰壁の白しか映っていない写真ばかりなのです。
テーブルも本棚も木肌色で、他にぱっと目を引く色がほとんどありません。
確かに無垢材を扱う私にとって、木目の美しさは殊のほか重要で、使われる場所によって相方といつも吟味をしています。
でも、普段、そんな小さなところばかり見て暮らしているわけではありません。
マンションの中で、いかに癒され、いかに元気が出てくるインテリアを考えると、美しい無垢の木目と漆喰の白だけでは不十分だと思うのです。
美しい無垢材の木目とコラボしてくれるインテリア素材を探し続けてきましたが、思いがけない所にありました。過去、無垢材で作った色んな建物の写真の中にある共通点が浮かび上がってきました。
ヒント① 老舗の珈琲専門店
元町通り商店街にある神戸の有名な珈琲店です。店外、店内とも塗装した濃い色がアクセントになり、綺麗なカップや皿を引き立てていました。
ヒント② お客様に人気の先斗町の町屋
木壁と真っ赤な暖簾がお客様を誘っています。
弁柄色(べんがらいろ)の外壁塗装と暖簾が店全体を優しく包み、赤い提灯が呼び込みの目印になっています。
ヒント③ マンションの古民家風リフォーム事例
障子紙の一部に弁柄色を入れて室内が華やかになりました。
色んな場面のあざやかな赤と木壁の相性がとてもよいと思いませんか?
マンション内なら、椅子の座面、ケトル、扉代わりのプチブラインドなど、LDKに上手く赤を配色するとグンとセンスアップになります。
そんな木壁と赤色のモデルルームをご覧になりたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html
杉と桧でマンションをリフォームすることに興味を持たれた方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php
木目の美しさが活かされている建築物をご覧になりたい方はこちら⇒http://www.fujirin.co.jp/works/2012/07/t.php