「結露、湿気、カビ」のことを知らないリフォーム業者が多すぎる!
結露とは、室内の湿気が外気で冷やされて、水滴となって窓についたものです。
室内の湿度が高いほど、結露が発生しやすくなるのですが、冬の乾燥した日にどうしたら湿度が上がるのでしょう?
1.石油やガスなどの燃焼系の暖房を使うと、空気中に水分が放出されます。
2.冷えた外気が窓やアルミサッシを冷やして、部屋の露点温度を下げます。
従って、暖房器具を非燃焼系(石油ストーブやガスストーブではないもの)にし、外壁の断熱性を上げることが対策になります。
外壁の断熱性アップとは…
①開口部(窓)を二重にする。
②外壁に断熱材を入れる。マンションの場合は部屋内側になりますね。
ここまでは、どこにでも書いてある内容だと思います。
森林浴生活の「杉でぬくぬく」を開発するために、下記のようなことをつぶさにしらべました。
結露を防ぐためには、窓のどの部分の結露が、室内のどの部分に影響を与えるのかを、知る必要があります。
写真は、アルミサッシの外枠についた結露です。
外枠から内側に15㎜の薄板が上、左右についています。上の薄板に玉のように水滴がついていますね。これは、サッシのレールを伝って廊下側に流れ出ます。
左右の15㎜の薄板に発生した結露は、当然下に流れますね。これが下に流れて、木枠に染みこんで腐らせます。木が腐ると、枠の中に水の道が出来て外壁の石膏ボードに染みこみ、床まで水分が到達します。これが、床のカーペットやフローリングの染みですね。
木枠の外を流れた結露は、クロスの表面を濡らしてカビに姿を変えます。
マンションの北側の部屋に多い現象です。
【ガラスの下のアルミサッシに水滴の跡があります】
【サッシ下部は合板なので内部が腐りやすい】
主婦の方がよく言う「毎日、拭くのが大変なの」…は、左右に動く窓のガラスと、そのガラス周りのアルミサッシ部分に付着する結露です。しかしながら、実は大半が、サッシ外枠の下部から廊下やバルコニーへ流れるようになっているのです。
【これは、「ぷ〇ま~ど」をつけたのに結露が止まらず、壁にカビが出ている写真です】
対策すべきは、アルミサッシの外枠に発生する結露だったのです。
「杉でぬくぬく」(木製二重サッシ&木製枠)ご覧になりたい方はこちらへ⇒http://forestreform.co.jp/service/index.html
実際に「杉でぬくぬく」をモデルルームでご覧になりたい方はこちらへ⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html
「杉でぬくぬく」がどのようなところで製作されているかを知りたい方はこちらへ⇒http://fujirin.co.jp/top/index.php
明日は、具体的な結露対策についてお話します。